カテゴリー「33特集「景観まちづくり」」の記事

2010.05.08

バーチャルリアルティを活用した景観まちづくり

「デザイン都市・神戸」の実現のためには、市民一人ひとりの「わがまち」に対する関心・愛着を高めていただき、市民自らの創意工夫によって、地域主体の景観まちづくりを充実させていく必要があります。
そこで、この取り組みの一環として、市民に「神戸のまち」をもっとよく知っていただき、興味を持っていただくために、都市模型とバーチャルリアリティ(仮想都市空間)を制作しました。
──「神戸市:都市模型とバーチャルリアルティを活用した景観まちづくり」より引用

デザイン都市神戸市では、国土交通省の「地域景観づくり緊急支援事業」の委託という形で、上記のような趣旨で都市模型と仮想空間を作ったそうです。4月下旬から元町のこうべまちづくりセンターで展示してるそうなので、面白そうだから今度まちづくりセンターに行くついでに是非見せてもらおうと思ってます。
こうした活動を通じて、まちなみデザイン誘導を図ろうという試みそのものは高く評価したいと思いますが、バーチャル空間が都心部の主要路線総延長5kmだけって、ちょっとショボくないですか?まあ、支援事業そのものの予算が約1千万円が上限だったと記憶していますので、ご予算的にしんどかったのかも知れませんね。

で、上記ホームページ上に公開されている仮想現実空間はこんな感じ。

Kobe_keikan_vertual

ところでGoogleMapがEarthに対応し始めたので、簡単に仮想都市空間が体験できるようになったことは皆さんご存知ですよね?なかなかすごいですよ。一時期流行った、なんだっけ・・・「セカンドライフ」(思い出すのに5分もかかりました)なんか「おもちゃか?」と思うくらい。
神戸市さんのデータも、まちづくりセンターで地味に公開するよりも、GoogleMapに乗っかっちゃえばいいのに・・・。と思いますが、そういうわけにはいかないんですかね?

で、上記の場所をGoogleMapで表示させてみました。こんな感じ。

Google_kobe

上の画像だけだと、GoogleMap君のすごさが分かりにくいので、編集長の前の職場付近も見てみました。

Google_kaiganbuilding

こんな感じ。海岸ビルヂング。なかなか頑張ってくれてますね。後藤回漕店さんの新社屋なんかもちゃんと反映されてて、なかなか力が入ってますな。

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2010.04.15

景観ボランティアとコミットメント

景観ボランティアを募集します

町では、豊な自然や景観を保全し、後世に伝えるため、町独自の景観計画、景観条例並びに屋外広告物条例を制定し、魅力ある景観づくりに努めています。
この施策を実現するために、屋外広告物等景観に関する周知・啓発活動をしていただけるボランティアを募集します。

□任 期
平成22年4月〜平成23年3月

□活動内容
景観に関する周知・啓発活動(ちらし配布等)

□応募資格
(1)町に1年以上居住している方または那須町の事業所に1年以上勤務されている方
(2)平成22年4月1日現在で満20歳以上の方
(3)月1回以上活動ができる方
(4)景観条例等に違反していない方
──「那須町公式ホームページ」より引用

編集長の景観Googleアラートに引っかかったニュース。主なお仕事は景観に関するチラシ配布などのようです。
チラシ配布は悪いことじゃないのでやったら良いと思います。でも、編集長は、景観問題の根幹にあるのは、景観に対するコミットメントの不足というか、総論賛成各論反対の微妙な市民意識のあり方にあるとも思っているのですよ。で、このコミットメントの不足は「周知」とか「啓発」では解決できないのではないかと編集長は常々思っているのです。

いや、何か書かなくちゃと、ニュースだけ仕込んで、アバウトに書き始めたので、結論がどこにいっちゃうのか全くもって謎だということは、今ここで白状しておきたい。

じゃあ「周知」とか「啓発」じゃなくて何が大事なのかというと、イメージしているのは「工場萌え」とか「恋する水門」とか、あんな感じの営みではないかと思うのですよね。なんか景観を楽しむ視点が必要なのよ。たぶん。それがコミット人(こみっとびと、と読んでね)を育てることにつながると編集長は信じております。

独立して以来、お仕事もあんまりないことだし「うだつ萌え」とか「なまこ王子」とか「浄化センターマニア」とか「景観配慮型コレクター」の活動をいよいよ始めようかなあと考えていたりします。誰か地図と写真とブログが連動するシステムを私に下さい(開発する元気はない・・・)

しかし、「山形県」への反響が少ないのが気になります。誰か突っ込んで欲しいなあ。じゃないとシリーズが続けられません。「長野県」とか「熊本県」とか他にもいろいろ控えているのになあ。

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2009.06.19

景観配慮型基地局

「Capsule Site」は輸送しやすい形状で提供され、設置時間を最大50%、設置コストは最大30%削減でき、1日で設置が可能としている。複合素材からなるカバーにより、重量は800kgにおさまる。また、塗装・照明でカスタマイズでき、タッチスクリーンや広告スペースも設置できる。
──「ケータイWatch 090618の記事」より引用

携帯電話の基地局については、本紙でも過去に何度が取り上げております。

あさみ新聞: 景観配慮型の基地局
あさみ新聞: 携帯の鉄塔は景観阻害要因か?

今回は景観配慮型の基地局の話。エリクソンです。デザイナーはスウェーデンの建築家、トーマス・サンデル。「Capsule Site」というネーミングだそうです。

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2009.02.27

ちいさな景観を大切にすること

鎌倉のまち並みを形成する優れたデザインの「すてきな看板」をテーマに、市が募集した景観づくり賞が決まった。選ばれたのは、まちの景観にマッチした個性豊かな看板六件で、三月一日に表彰式が行われる。
同賞には百二十八件の応募があり、市民代表の景観形成推進委員九人が現場を視察して審査。独自の工夫を凝らし、鎌倉のイメージアップに貢献した看板を選んだ。
──東京新聞「090227の記事」より引用

こういうのっていいですね。建物だと大きいので、表彰するのも景観助成するのも大変だけれど、看板だと表彰する方もされる方も多少は気がラクですものね。

こうやって、地域のちいさな景観を大切にするところから景観まちづくりを始めることを、編集長は推奨しております。ちいさな景観はわかりやすいし、見つけやすいし、何より論評しやすいのがいいところです。そうやって、地域の小さな風景・景観に興味を持つ人が増えると、皆さんが自分たちのまちにコミットできるようになり、地域の皆さんが自分たちのまちにコミットできれば、まちはきっとステキになっていくに違いないと今のところ信じております。

願わくば、鎌倉みたいな景観的にメジャーなところだけじゃなしに、各地でこんな企画が実施されることを期待します。そんな企画ならば、『あさみ新聞』も社をあげてお手伝いいたしますよ。

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2009.02.11

真正面から向き合いたまえ

金子国交相:福山市長を批判 鞆の浦架橋計画巡り
瀬戸内海国立公園の景勝地、鞆(とも)の浦(広島県福山市)の埋め立て・架橋計画について、金子一義国土交通相は3日の閣議後会見で「市長のやり方では物事が前に進まない。国民が求めることを頭の中に入れ、進めてほしい」と発言、計画を推進する羽田皓(はだあきら)・福山市長を批判した。
鞆の浦は宮崎駿監督がアニメ映画「崖の上のポニョ」の構想を練ったとされる場所。この問題で、金子国交相は羽田市長と1月28日に会談したが、市長は2月2日の会見で「民主主義の手続きを踏んで地元が最善と判断した事業」と発言していた。
──毎日新聞「090203の記事」(魚拓)より引用

編集長は鞆の浦に行ったことがないので、この話題については言及を避けて来たというのが実際のところです。ただし、現地を見ずに言ってよいなら、編集長的には架橋計画にはおそらく反対するだろうと思います(見てないから主張が弱いのですよ・・)が・・・。

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2009.01.28

楳図さんちのこと

記事冒頭に追記

このニュース。多くの皆さんから編集部にお知らせがありました。ネタに困っている「あさみ新聞」を心配してくれた読者の皆さんによるものです。どうもありがとうございました。「あさみ新聞」は皆さんの情報提供と、皆さんの生暖かいご支援ならびに鋭いご指摘により成り立っております。どうか今後ともよろしくお願いいたします。

画家の楳図かずおさん(72)が東京都武蔵野市に建てた、「まことちゃんハウス」と呼ばれる外壁が赤白のしま模様の自宅をめぐり、近隣住民2人が「景観を破壊する」として外壁部分の撤去などを求めた訴訟で、東京地裁は28日、住民の請求を棄却する判決を言い渡した。
──asahi.com「090128の記事魚拓)」より引用

景観の大ネタが出てたので「あさみ新聞」としても、何か意見を表明しておきたいところですが、あんまり考えて記事を書いている時間がないので事実関係の確認と、編集長の感想をば。

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2008.05.12

京都の景観配慮がすごいことに

京都に町家風コンビニなど続々、新景観政策に対応
古都の風情を守ろうと、景観保全に取り組む京都市が、全国の自治体の中でも特に厳しい規制を伴う「新景観政策」を導入してから半年余り。町家風のコンビニエンスストアや、シンプルな外観の建物が街角に増え始めた。建設や改築費は従来より高くなり、屋外広告も大幅に制限。企業も景観とビジネスの両立に工夫を求められている。
──asahi.com「080508の記事(魚拓))」より引用

なんか面白いことになってきたなあ。ご存知の方も多いかとは思いますが、編集長は「景観配慮型」の事物を収集しております。どうやら京都は編集長のコレクションの宝庫となりそうな雰囲気ですね。この記事冒頭のファミリーマートはもう一つな感じがしますが、白い面格子ローソンはなかなかデザインがよろしい。

京都でどんなことやってももう手遅れ、なんて話も聞かれますし、条例制定のプロセスに問題があったという意見もあります(実は編集長もそういう意見の一人ではありました※)。
ただ、もう条例は制定されてしまっているワケで、それならそれで、いろいろな人が面白がって、それぞれの京都らしさを追求したら、案外面白いまちになるかも知れません。などと無責任な感想を述べていては怒られるんだろうか・・・。

※ただし、京都であればこそ、割と強引な手法で景観規制を始めてもなんとかなってるんじゃないか、と思ったりもしてます。いきなり京大病院で特例を認めちゃったりとかなり柔軟な運用をしている部分も評価できると思いますし。(いや「決めておいてすぐ特例なんていいかげんすぎるダロ」というご意見ももっともですけど。でも、杓子定規にやるよりはよほど良いと思いますよ。)

なんか雑談ぽくて結論がないな・・・。

本日の結論
 「景観配慮型の大量発生はなかなか面白い」

↑それだけかっ?


■本紙関連記事
□京都の景観配慮型マンション
あさみ新聞: 京都のマンションがすごいことに

□景観配慮型について
あさみ新聞: 景観配慮型「賃貸住宅」(京都)
あさみ新聞: 景観配慮型「選挙」(京都)
あさみ新聞: 景観配慮型「自販機」(京都)
あさみ新聞: 景観配慮型「懸垂幕」

□景観配慮型募集記事
あさみ新聞: 景観配慮型募集のお知らせ

□京都の景観条例周辺記事
あさみ新聞: 景観条例 〜今、京都で起きていること〜
あさみ新聞: 景観条例 〜今、京都で起きていること(2)〜

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2008.04.14

京都のマンションがすごいことに

tempeiさんの「ここまでやるか京都の景観政策」にトラバ

まあ、リンク先をみてくんなまし。
ここまでやるか京都の景観政策

なかなかに絶句です。いいのかな。こんなんで・・。
まあ、でもルールに従おうと思ったらこうなるんだよなあ・・・。
それは皆が分かってたことなんだけど・・。
ホントにコレを目指してたのかな?


本紙の関連記事
景観条例 〜今、京都で起きていること〜
景観配慮型「賃貸住宅」(京都)

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2007.12.11

いばらきブルー(2)

水戸地裁(水戸市大町)の柵(さく)をめぐる“景観論争”で、地裁の加藤新太郎所長は10日、柵の塗り替えを断念したことを明らかにした。地裁は県のシンボルカラー「いばらきブルー」への塗り替えを希望していたが、市側が「色が鮮やかすぎる」と難色を示していた。

加藤所長は「景観を守りたいという市側の意見をくんだ」としながらも、「『いばらきブルー』は県民に身近な色ではないのか」と不満もちらり。市都市計画課は「地裁の配慮に感謝する」としている。

この“論争”は、国の特別史跡「弘道館」など地裁周辺の景観との調和を重視する市側と、県のシンボルカラーにこだわりたい地裁側が対立。「いばらきブルーは景観を損ねるか否か」が争点になっていた。
──「産経新聞-Yahoo!071211の記事魚拓)」より引用

akanem特派員からの情報によると、なんだかこないだの話「いばらきブルー」問題は決着がついてしまったらしいです。かなり無難なところにまとまってしまいました。

裁判所長がごねている感じが微笑ましいです。

先日の記事では、

これをきっかけに、景観論議が活発になるといいですね
──あさみ新聞「いばらきブルー」より引用

などという、ヘタレなまとめ方をしてましたが・・・。結局、いばらきの風景にとって「何が重要か、何が重要でないか」「何が許せるか、何が許せないか」というような議論もなく「ケバいからダメ」ということで落ち着いちゃったということのようです。
編集長は、別に青がいいとも思わないけど、青だからだめとも思いません。議論を尽くすことなく市が「ケバいからダメ」というのなら、景観条例も市議会も住民参加も必要ないよねえ。

それともちゃんとしたルールあっての話なんだろうか、どうなんだ?
そこんとこは、akanem特派員の続報が待たれるところです(<ヘタレ編集長)

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2007.11.29

いばらきブルー

漫画家の楳図かずおさん(71)が東京都に建築中の住宅が、周辺景観を破壊するとして訴訟沙汰になっているが、茨城県内でもちょっとした景観論争が起きている。

水戸地裁(加藤新太郎所長)が、地裁を囲むさくを県の色『いばらきブルー』に塗りたいと市に相談したところ、景観を損ねるとして市が難色を示している。「市景観条例には抵触しないが、色が鮮やか過ぎて目立つ」のだという。景観を守りたいという思いは双方に共通しているが、「青色」が景観を損ねるか否かで主張が分かれているわけだ。

加藤所長は「さくを青く塗ること自体が目的ではない。県民とともに歩む裁判所の象徴として、さくを県の色で塗りたい」と話す。
──「Yahoo!ニュース(産經新聞)071128の記事魚拓)」より引用

編集長としては、記事内容よりもその導入の唐突きわまる1文に問題があるような気がしますが、ともあれ、akanem特派員の取材によりこの記事にたどりつき、そして、なんだか「ため息」をついています。

県の色が青というのはどのようにして決まったのでしょうね。例えば

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