消費される「ユニバーサルデザイン」とバリアフリー新法のこと
三菱電機は25日、地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン対応液晶テレビ「REAL」シリーズに新モデル1機種を発表した。今回発売されるのはコンパクトサイズの20V型テレビ「LCD-H20MX7」。発売は2月21日でオープンプライス。推定市場価格は11万円前後。
(中略)
また、「家庭画質モード」では、部屋の明るさや視聴者の年代層に合わせた、目にやさしい画質を再現する。部屋の明るさを検地して画像の輝度やコントラストを自動的に調整する「明るさセンサー」機能や、視聴者の年齢層に応じて適切な明るさに自動設定する「ジュニアモード」「シニアモード」「スタンダードモード」機能を搭載。目にやさしい画質表現を目指したという。
そのほか、リモンコンの形状は、普段よく使われるチャンネルボタンを大きくするなど、ユニバーサルデザインを採り入れている。
──MYCOMジャーナル「070125の記事(魚拓)」より引用
ま、そういうことで、ユニバーサルデザインという言葉は濫用かつ消費されているわけだな。
話題はかわって
ところで皆さん。ハートビル法ってご存知でしたか?正式名称を「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律(H6.6.29法律第44号)」といい、主に公共の利用に供する建築物のバリアフリーを促進するための法律で、建物の種類にもよりますが、要するに高齢者・障害者が使いやすい建物にするよう「努めなければならない」と定められたものです。そして、その建物がこの法令に関する適合認定を申請できるというものでした。(ハートビル法の概要についてはこのへん→ハートビル法解説をごらんあれ)
法律の本文は、↓神戸市のサイトにアップされているpdfがコンパクトで良いです。
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/33/36/hou/jimu.pdf
ところで、この法律が昨年の暮れになくなっていたことをご存知でしたか?
この手の法律では、もう一つ交通バリアフリー法(正式名称は「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律(H12.5.17法律第67号)」)というのもあって、これも同時になくなっています。
これらの法令を統合し、新たに「バリアフリー新法(正式名称は「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(H18.6.21))」が、いつのまにか出来ていました。施行されたのは12月20日、同日にハートビル法が廃止されています。
ん、なんだかややこしいな。並べて書くと
■12月に廃止された法律
●ハートビル法
(高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律)
●交通バリアフリー法
(高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律)
□12月に施行された法律
○バリアフリー新法
(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)
ということになっております。
何が変わったのかは調査中です。今、お役所の仕事をしているのですが、もともと2法あって煩雑だったところへ、具体的ガイドラインのようなものがきちんと出てない新法が現れて、現場としては混乱しているというところです。でも、お役所の方針で、新法の基準には合わさないといけないので、右往左往しているという状態。建築士試験もちょっと混乱するかも知れませんね。でも新法だから法規の試験はヤマかもよ(無根拠)。
ではでは。
【追記】
と書いていたら、私が勝手に師匠だと思っている西村先生のブログで、バリアフリーのお話が出てました。せっかくなのでご紹介するとともにトラバしときます。バリアフリーって何なんだろう、と深く考えさせられます。
驚異の更新回数を誇る西村先生のブログ「西村一朗の地域居住談義」より
西村一朗の地域居住談義 洋風トイレと和風トイレ
同じく先生のブログより、こちらも↓
バリア・フリーからバリア・リベラルへ
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