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2009.02.24

旧立生糸検査所のこと

昭和初期の名建築、旧生糸検査所を買収へ 神戸市
神戸市は昭和初期の名建築で、貿易で栄えた戦前の神戸港の面影を残す旧神戸市立・国立生糸検査所(同市中央区小野浜町)を買収、ユネスコから認定を受けた「デザイン都市」のシンボルとして保存することを決めた。デザイナーらが創作活動に取り組む場として、都心ウオーターフロントの活性化にも役立てる考えだ。
──神戸新聞「090224の記事魚拓)」より引用

あらステキ。この旧生糸検査所の存続については、昨年初め頃だったか、現所有者が売却・移転を決定して以来、その存続が心配されてきました。これまでの間「港まち神戸を愛する会」の皆さんなどが中心になって、シンポジウムや写生会・移転後の利活用のアイデアコンペなどを行ってきていました。


編集長は忙しさを理由に、これら保存活動にあまりコミットせずにサボっておりましたが、「どうなっちゃうのかな」と気にしてはおりました。・・・いや、正直に言うなら「残ってくれればいい」とこそ思いはしても「売却が決まっちゃったのは仕方ない」「残す方法なんかあるのかなあ」などと思っておりました。(いやホントに恥ずかしながら・・・)

でも、そういうのは「ハナから負け犬」根性っていうんですよね。普段、編集長は各地で「何を実現するにせよ、皆できちんと話合い、主張し合い、できるだけ多くの人を巻き込んで価値観をぶつけ合い、意見を共有し合うことこそが世の中を動かす原動力になる」などと生意気なことを述べておりますが、自分の足元でこれでは、紺屋の白袴もいいとこですね。いや、そもそも紺屋を名乗る資格すらありません。

久々のビッグでグッドなニュースに驚きつつも、よくよく考えたら、これは編集長にとっては恥じ入るところだな・・・。と思ったのはそういうワケです。反省中。


今日突然飛び込んで来たニュースなので、どんな経緯で神戸市さんがこの名建築の買収を決定したのか、詳しいことは分かりません。追々あちこちからニュースが飛んでくることでしょう。神戸市がユネスコの「デザイン都市」になった(参照:あさみ新聞「090116の記事」)ことも影響しているのかも知れません。

それもさることながら、多くの皆さんが建物の価値を理解し、愛し、その存続を訴え続けてきた。そのことが神戸市さんが買収に向けて腰を上げるきっかけになったことは間違いありません。その皆さんのご努力に深く敬意を表します。

保存運動を続けて来られた皆さん。とりあえずおめでとうございます。
おめでとうございます、で、いいんすよね。この場合・・・。
(フランキー中尾さん。すごいっすね)

全国で連戦連敗を続ける近代建築保存の運動ですが、消えて行くやつはニュースになりますが、保存活用のレールに乗ったものは、なかなかニュースになりません。願わくば、この間の活動をきちんと全国に発信されるようにオススメいたします。

神戸市さんもエラい!見識あふれる感じがします。
神戸市さんて、時々カッコいいことしますよね。
今後の利活用では、ご苦労もありましょうが、がんばって下さい。
編集長、及ばずながら、応援させていただきます。

あ、この建物「デザインクリエイティブセンター」になるみたいです。「神戸波止場町TEN×TEN」もそうだけど、若くて元気な企業家が、港にぞろぞろと集まってくるのはステキな感じですね。

2009 02 24 07:41 午後 [07文化欄 (歴史的建物)] | 記事

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投書(コメント)

  お疲れ様です。私も「幽霊会員」になりつつあります。

今回の朗報の背景には、ユネスコのデザイン都市認定もあるでしょうし、また震災復興記念のみなとの森公園の造成が進んでいること、あるいは新港地区が景観形成地区となったことなど、いろいろなことが重なったことだと思いますし、表には出てきませんが愛する会などの市民団体や建築関係者のみならず、一部の財界関係者でも、新構築の近代港湾の町並みが揃って残っていることの重要性を認識していて、ことあるごとに市の上層部に伝えていたのではないか、と推測されます。
それと、旧乾邸の市文化財指定もそうですが、「室谷邸」騒動も大きく影響したのではないでしょうか。なにはともあれ、今後は、市による活用計画の在り方に提言をしていかなくてはならないでしょう。

投書者: フランキー中尾 (2009/02/26 22:30:53)

あ。中尾さん。

(幽霊会員は、某研究会のことですね・・・・・)

ご投書ありがとうございます。レスが遅くなってすみません。
「みなとの森公園」か・・・。あんまり気にしてませんでしたが、進んでるんですね・・・。そういえば、室谷邸も残念でしたよね・・・。

この手の歴史的建物の保存問題では、世間の皆さんが、意外に何が起きてるのか(起きようとしているのか)をご存知ないことに一つ問題があるのではないか、と考えます。阪急梅田のコンコース問題の時でさえ、そう思いました。

編集長の呑気な直感に過ぎませんが、何が起きようとしているのかさえ知ることができれば、それこそ市民団体やら、建築関係者のみならず、財界の皆さんにもコミットしていただける時代になりつつあるのではないかと思います。

活用計画がどのようにして進むのか、寡聞にして知りませんが、建物が生き生きと生きていけるような活用の方法としてまとめられることを期待しますし、編集長も及ばずながら、協力させていただきたい、と考えております。

ではでは。

投書者: あさみ編集長 (2009/03/02 18:01:31)

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