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2008.04.16
家づくりのススメ
『家づくり、行ったり来たり』の「「家づくり物語」——友人が書いた本をオススメする」
『ちはろぐ』の「『家づくり物語』」
『谷中M類栖』の「朝妻義征 著『家づくり物語』」
に、それぞれトラバ
本日は、私の知人の著書を紹介させていただきます。
上記トラックバック先にきちんとした書評が出てますんで、そちらをご覧いただいた方が「タメ」になるのではないかと思いますが、せっかく著書をいただいたので、感想込みで、本日の記事とさせていただきます。
「家づくり物語」
実は著者である朝妻さんからご本をお送りいただいたのですが、これが非常に面白い本でした。実は朝妻さんのことは、本紙の記事「「イイ」の発見」で紹介させていただいております。
さて、この本、家づくりを考えている全ての皆さんにおススメです。
知り合いだからじゃなくて、良い本だからおススメするんですよ。
家づくりを考えている人向けに書かれたこの本は、おそらくいわゆるハウツー本の部類に入るとは思うのですが、巷の家づくりハウツー本とは全く趣を異にしています。
なぜなら
「こんな工法がおススメ」とか
「収納はこうすると便利」とか
「欠陥住宅を避けるためのコツ」とか
「ハウスメーカー・建築家の選び方」とか
「こうすればローコスト住宅が可能」とか
そんなことは一切書いてないのです。
それどころか「正しい方法なんてない」ことを強調してすらいます。
あ、今「そんな役に立たない本なんか読みたくない」とか思いませんでしたか?
でもそれはちょっと待って。まあまあ、話はゆっくり最後まで聞きたまえ。
この本が、家づくりを考える人たちに繰り返しすすめているのは
「自分が何を求めているのかを明確にしてみよう」
「将来の生活像をきちんと描いてみよう」
ということに尽きます(いや、そんな断言しちゃったら失礼か・・・・)
あ、今「そんな説教臭い本なんか読みたくない」とか思いませんでしたか?
でもそれはちょっと待って。まあまあ、話はゆっくり最後まで聞きたまえ。
家づくりに限らず、どんな行動に関してもそうですが、得たいと思っている結果がきちんと思い描けていない人が、より良い結果を残すことはできません。で、案外その「将来像を描く」ことができていない人は多いものです。いや、それができてないことに気づくことすらできてない人が多いと言うべきでしょうか?
家づくりで重要なのは、住まい手がきちんと自分の生活像を持つことだというのは、編集長が常々主張していることでもあります。生活像のないところによい家は建たないし、ついでに言えば、将来像のないまちづくりで、よいまちができるはずがありません。
では、その将来像とやらは、どのようにしたら得られるのか?実はそこに建築プロデューサーである朝妻さんの主張があるのです。
こんな風に書くと、なんか説教臭い本に思えますが、そこはそれ、「家づくりに悩める主婦「桂子さん」の前に、家づくりのオヤジ妖精が突然現れる」という信じがたく破天荒かつご都合主義とも思える設定にいつの間にか引きずり込まれて「ふむふむ」なんて、割と抵抗なく最後まで読まされてしまうのが不思議なところ。結構最後まで一気に読めちゃいますよ。
編集長が常々考えていることでもありますが、せっかく高いお金を出して家を建てるのであれば、その設計・建設プロセスやその後の生活も含めたトータルな「家づくり」を楽しまない手はないと思います。そして、そのためのヒントというか、その入り口に立つための心構えのようなものを身につけるにはこの本はもってこいの本ではないでしょうか。
家づくりを考えている人は、巷にたくさんあるハウツー本を読む前に(後からでも間に合いますが)是非読んでみてください。情報がたくさんあって、何が何だかわかんなくなっちゃってる人にもおススメです。
自分の「家づくり羅針盤」を手にするために最良の一冊
と思いますよ。
■本紙関連記事(どれも随分以前の記事ですが・・)
「イイ」の発見──────(hiraさんのコメントもぜひ!)
施主と設計者の関係について(この記事わりと評判よかったのよね)
建築家の存在って─────(家づくりは楽しいって話です)
2008 04 16 08:00 午前 [11書評欄 (読書日記)] | 記事 | コメ (5) | トラバ
2008.04.15
「きしきし」した建物(2)
さて、以前『「きしきし」した建物』という記事をお届けしたことがあったのを、読者の皆さんはご記憶でしょうか?
小さなトイレの計画をしていたワケですが、この春無事に完成いたしました。先日写真を撮って来たので、皆さんにもお見せしますね。
写真をクリックするとウェブアルバムに飛びます。何枚か載せときましたので、ご覧いただけるとうれしいです。
実は編集長、学校のトイレについては、かなり以前からいろいろと考えており、学校のトイレ改修のお仕事をいくつかさせていただいております。もし興味があれば編集長による「学校のトイレ論」もお読み下さいますよう。
さて、編集長、このきしきしした建物デザインを「直角シリーズ」と呼ぶことにして、いろいろと展開を考えております。トイレじゃなくてもいろいろ使えるはず。
実はいろいろと試作模型を作成して「直角ギャラリー」などを作ったりしてはいるのですが、なかなか実作の機会がありません。この直角シリーズデザイン、建ててみたい、詳しく知りたいという方がいらしたらぜひ編集長までお知らせ下さい(笑
■本紙関連記事
明るいトイレ計画
「きしきし」した建物
■随分前の学校トイレに関する記事
学校のトイレ論
何故学校のトイレでウンコしないのか
■以前設計させていただいた学校トイレ改修
トイレの竣工写真をアップ
トイレの内装 その2です。
■非関連記事(いや全く関連してないワケだが・・)
ギシギシした町(1)
ギシギシした町(2)
2008 04 15 12:41 午後 [06経済欄 (業務レポート)] | 記事 | コメ (0) | トラバ
2008.04.14
京都のマンションがすごいことに
tempeiさんの「ここまでやるか京都の景観政策」にトラバ
まあ、リンク先をみてくんなまし。
ここまでやるか京都の景観政策
なかなかに絶句です。いいのかな。こんなんで・・。
まあ、でもルールに従おうと思ったらこうなるんだよなあ・・・。
それは皆が分かってたことなんだけど・・。
ホントにコレを目指してたのかな?
本紙の関連記事
■景観条例 〜今、京都で起きていること〜
■景観配慮型「賃貸住宅」(京都)
2008 04 14 09:13 午後 [33特集記事「景観まちづくり」] | 記事 | コメ (4) | トラバ
2008.04.13
花見中

神戸では、もう桜はおしまいかと思ってたけど‥
2008 04 13 03:57 午後 | 記事 | コメ (2) | トラバ
2008.04.06
どうなる豊岡市役所(2)
さて、年度が明けましたね。いろいろと年度末を引っ張っている部分もありますが、それを理由に更新をサボっていると、多方面からお叱りを受けそうなので、また、定期更新の季節に突入させていただきます。
復帰第1弾は最近竣工した小さなトイレの話題といきたいところですが、まず前回の記事のご報告をしておかないといけません。
前回の記事「どうなる豊岡市役所」で、豊岡にお邪魔する予定についてお話いたしました。
その様子は、但馬の中尾さんが但馬の『近代化遺産』で「速報!RE豊岡市役所 ワークショップを終えて」として公開されていますので、ぜひそちらをご覧下さい。
川島先生の講演「豊岡市役所の魅力」は、私にとっては初めて聞くこと満載で、大変刺激的で面白かったです。川島先生ありがとうございました。
川島先生のお話は、編集長が勝手に要約すると
●戦前のRC造の「市役所」が現存する例として極めて稀少 (京都市、名古屋市、大牟田市、豊岡市ぐらいしか残ってない)
編集長も知りませんでした。どうやらそういうことだそうです。
●当時の理想的都市像が反映された復興都市として貴重
北但大震災(1925,T14年)で豊岡の市街地は壊滅的な被害を受けました。被害は甚大でしたが、それゆえ復興計画として新時代の理想的都市像が描けたという背景があったようです。そして、都市規模が大きくなかったため、それがかなり忠実に実現でき、それがそのまま残っているというあたりが豊岡のまちの貴重さであるということでした。そして点ではなく面としてそれが現存しているということも。
また、当時の建物が、市役所・消防署・郵便局・銀行と、群として残っている(警察署はなくなってしまいましたが)ことが、その貴重さを高めているということでした。
いやあ、大変勉強になりました。
兵庫県は人材が豊富だったということも学びました。
豊岡市役所の設計者「原科準平」の他、御影公会堂の「清水栄二」、国立生糸研究所の「置塩章」など、これまであまり編集長がまじめに意識してなかった建築家の名前がたくさん出て来てなかなか面白かったです。編集長としては、これから少しこうした人たちの足跡を追いかけてみたいと思っています。
そのあとの市民の皆さんで意見を出し合うというプロセスは、皆さんなかなか面白いアイデアを出されていて、これもとても面白かったです。建物が貴重であることと、市役所の存在が中心市街地にとって重要であることは、少し分けて、きちんと両方考えないといけない、ということを痛感しました。
今後も議論を続けましょうということでしたので、次回もまた楽しみです。
■付記
「都市像」と書きたい思って「としぞう」と打つと「敏三」と出てしまうのは、私のMacだけなんだろうか・・・。ま、兵庫県仕様ということで(笑
2008 04 06 02:48 午後 [06経済欄 (業務レポート)] | 記事 | コメ (3) | トラバ

