まちなみイメージに合致した広告のあり方を提言(大阪商工会議所)
大阪商工会議所はこのほど、商業活性化の観点から景観整備の重要性や規制改革のあり方などについて取りまとめた「まちなみイメージに合致したストリート広告の展開についての提言」を発表した。
(中略)
国、大阪市、大阪府警察本部に対しては、「地元のコンセンサスがあるストリート広告への規制緩和」などの配慮を求めている。
(後略)
──日本商工会議所「070423の記事」より引用
商工会議所の提言書は、大阪商工会議所の記者発表で見ることができ、そこには提言のポイントが以下の2つにまとめられています。
【提言のポイント】
1.商店組織、まちづくり団体、屋外広告関係事業者への提言
2.国、大阪市、大阪府警察本部への提言
──上記提言より引用
提言の1を良く読むと(というか読まなくても)どんなデザインにするかという、そのデザインの内容については書かれていません。しかし、屋外広告物による道路景観を(統一などの手法により)良好なものにしていけば、お客もたくさんやってくるだろう。ということを言っているのだろうことが分かります。まさに一億総景観時代に突入してる感じがします。
さらに、地元のコンセンサスを得て、良好な広告デザインを一元的にコントロールできるような仕組みを作れればいいということにも触れていて、商工会議所も、このあたりに新しい商売が発生するのではないか、というヨミを持っているのでしょう。
さらに、提言の2にあげられている国などへの提言の骨子は、基本的に規制緩和により「ストリート広告」を整備していこうというもののようです。ストリート広告というのは、道路上の社会資本(バス停とか街路灯など)を広告収入によって整備しようという概念のようで、実施例としては、
自治体の財政が逼迫する中で,PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ,公民連携事業:公共と民間の連携・協働によって公共性の高い事業をよりよく進める手法)への関心が高まっている。規制緩和によって公共空間を広告スペースとして民間に委託し,そこから上がる収益でバスシェルターなど都市インフラの整備を進めるというものだ。費用負担がなく街のインフラを整備できるバスシェルター整備事業は,バス事業者や行政関係者からの関心が高い。
──三菱商事事業創造プラットフォーム「PPP手法を用いた都市景観事業,全国展開へ」より引用
こんなのが参考になるのかなと思います。
この手法、現状では道路法による道路占用許可基準や道路交通法による道路使用許可基準、屋外広告物法に基づく条例などによる規制を緩和しないとやりにくいため(このあたり詳しく調べたいところです)、これを国・警察・大阪市に訴えて行こうというもののようです。
まあ、これも新しい商売が発生しそうな感じですね。
こんな風にまちなみ景観についての社会的関心が高まっていることは悪いことではないと思います。しかし、こういう動きを見ていると、どうも景観も消費の対象になりつつあるようで(編集長の見方がひねくれているのかも知れませんが)なんだか「景観を喰いものにするのはどうなんだ?」という感じが拭えません。ま、景観で「商売できない」よりは「商売になる」方がいいんでしょうけど・・・。
ま、以上は編集長の寝言だと思って聞き流してもらって構いません。
しかし、A4用紙4ページにわたる提言の中に、
「快適に歩けるように」とか
「地域住民が誇りに思えるように」とか
「お客さんに楽しんでもらえるように」とか
そういう概念が一つも出て来ないのは問題じゃないかなと思います。
そのあたりを考えてみてはいかがでしょう?>商工会議所さま
【追記】
ついこの間まで「Web2.0」とか、すごくあいまいでワケ分かんない概念が流行してたと思ったら、最近「DOCOMO 2.0」というのを見かけました。「2.0」今さらのような気がしますが、流行っているみたいですね。というワケで編集長も「景観2.0」というのを考えました。
景観新時代への突入!
そろそろ反撃してもいいですか?
景観で人生をバージョンアップさせていただきたい!
他社さまはぜひご覚悟ください!
当然「どんな技を使うかはヒミツ」ですが・・・(笑
しまった、このネタでもう1記事書けたじゃないか。
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