悪い景観100景リニューアル
美しい景観を創る会(http://www.utsukushii-keikan.net/index.html)
美しい景観を創る会は、活動を終えたと発表していましたが、今月26日に件の「悪い景観100景」の改訂版を発表しておりました。やられました。活動終了と聞いて、油断してましたよ。
上記サイトからご覧になれます。残りの30景は「改善事例」としてまとめたもののようです。(おお、そうきたか・・・)毎度のことながら、選定基準は定かではありません。しかし、現代建築あり、歴史的まちなみありの、なかなか興味深いリストにはなっているようです。見に行きたいところもあるなあ。
兵庫県からは栄光教会と、赤穂の居酒屋が出てました。ううむ。どうなんだ?
ま、改善事例と思えば妥当なんでしょうか・・・。
なんかもう少し「住民みんなが頑張ってんねん」みたいな例を出せばいいのではないでしょうかね、と編集長は思いますが・・・。そういう意味では「山形県金山町」の例ってのが気になりました、情報をお持ちの方はぜひお知らせを。(編集長は、例によって年度末なので、探している時間がありません。情報をご提供いただいた方は、本紙特派員(あるいは支局長)として厚遇(笑)いたしますので、どうかご協力下さいませ)
悪い方の70景も、本紙編集部では、その写真に愛が感じられないこと、選定基準が不明確であること、場合によっては悪いと言い切れないものもあること、などについて、これまで批判してきましたが、この70景についても、大幅に(←主催者側発表)入れ替えが行われた模様です。(大幅、といっても、半数ぐらいでしょうか?編集長は年度末なので、とりあえず今は数えているヒマがありません)
まあ、とにかく入れ替わった70例の方も、相変わらずツッコミどころ満載ではあります。
しばらくこのネタで色々なことができそうですが、とにかく今は時間がありません。
続報をお待ち下さい。
【アップ直後に追記】
「日本の景観政策を提言する」というpdfファイルもダウンロード可能になっていました。
テーマ:2050花綵(はなづな)列島再生へ向けて
1.基本認識と理念
(1)「山気水脈の列島」
(2)「日本文化の円熟」
(3)「エコカルチャー文明」
2.具体的政策提言
(1)地域の地模様を描く
(2)都市の顔とシルエットをつくる
(3)都市を文化の貯金箱とする
(4)景観の筋書きを乱す夾雑物を撤去する
(5)地域の文脈を編みなおす
(6)日本の基層文化としての森と村を蘇生する
(7)専門家、市民、行政が三位一体で協働する
──「美しい景観を創る会 政策提言」より抜粋
ということになっているようです。
まだちゃんと見てません、読んだ方はご感想をコメントにどうぞ。
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コメント
「改善事例30選」の事例ページの下には
『下の番号は「悪い景観」リスト番号です。こちらをクリックしても見ることができます。』と書かれてあって、この30選へリンクされているんだな。
そして例えば4番をクリックすると白川郷の事例があって
ライトアップの写真が『【←過剰】』って書かれている。
結局、良い景観と思っているのか悪い景観と思っているのか
よう分からんのでした。
投稿: ちはる支局長 | 2007.03.28 21:32
あら、ホントだ。
良い景観の1番のページのみ「下の番号は「良い景観」リスト番号です。」と書いてあることから考えると、これは、どうやらコピペミスっていうかテンプレ作成ミスのような気もしませんか?
ともあれこのツッコミどころ満載なリストを、もう少しいじりたいなあ。
やっぱり「脱・景観」ですかね。
投稿: あさみ編集長 | 2007.03.29 00:44
あ、1番は見落としていました。
でもよくわからんのですよ。白川郷の『【←過剰】』もライトアップが過剰だと批判しているように見えるし、
30番の九頭竜湖もダムの建設を『【←放棄】』していることを批判しているようにもとれます。
全部見てないのに言うのもなんですが。
以前悪い景観の方で「なんで悪い景観なの」という事例をたくさん掲げてあったので、白川郷を批判しててもあり得るなと思ってしまっています。
投稿: ちはる支局長 | 2007.03.29 05:45
「よい」の5番のアーチ構造物って、建造当時は技術の粋をあつめて建造されたのだし、おそらく建造直後ならば、「わるい」にいれられていたに違いありません。
古くなるまで待てば味が出てきて「よい」になるという「改善例」でしょうか。
古くなって、味が出るものと出ないものがありますよね。
私もいそがしいですが、碓氷峠のアーチ橋に思わず反応してしまいました。「鉄」です。
投稿: ageee | 2007.03.29 07:23
>ちはる支局長
この新しいキーワード。なかなか難しいです。とりあえず、創る会は景観を悪くする要因として次の5つをあげているみたい。
「放棄」「過剰」「錯綜」「惰性」「慢心」
感覚的にはわからんでもなけど、現象そのものを指し示す言葉(過剰・錯綜)と、現象に至る過程を指し示す言葉(放棄・惰性)と、おそらくその現象を作る原因を作った人の姿勢を示す言葉(慢心)を、何の脈絡もなく並べてしまっているので、どうにも落ち着きませんね。
良い景観の方は、好意的に深読みすれば、わからないでもないけど、白川郷の「過剰」ってのは確かに意味不明で、ますます分かりにくいようです。
投稿: あさみ編集長 | 2007.03.29 09:23
>ageeeさま
転勤だそうで。下山手通ですか?
ならば、すぐ近くなので、機会を見つけてぜひ遊んで下さい。えへ。
・・・と思ったら、龍野でしたか。それもまた遠いなあ。(ご自宅からも、こちらからも・・・)同じ県内なのに、単身赴任の人って意外と多いですよね。
くれぐれもお体に気をつけて転勤先でもがんばって下さい。
そういえば、大屋じゃなくて神戸の方のN尾フランキーさんも、古巣に戻るとか言ってましたが、どこに異動なのかしら。
古くなると「よい」っていうのは、なかなか難しいんですよね。古くなると良くなる、というのを認めちゃうと(いや、もちろん認めるんですが・・・)今作っているものを評価しにくくなる。もちろん古いだけじゃだめなので、これを評価するするために、「どう」古くなれば「よい」のか、というところを明確にしないとならないですよね。
とりあえず、新建材は時間が経つと悪くなるけど、自然素材は古くなると味が出ますよね、って言ってると、たいていの人が頷いて下さいますが・・・
実は、その先には、「じゃあ、このアーチ橋のようなレンガは自然素材なのか?」とか、「瓦はどうなのか?」という議論が控えています。
ここで、下手に「レンガも瓦も土からできているから自然系」みたいな話にしちゃうと、次は、「レンガタイルはどやねん」とか「コンクリートも言うたら天然もののポルトランドセメントと砂利と砂と水でできてんねんし」という議論が待っています。
ま、なんしか、古けりゃいいってワケじゃないことは確かだと思ってはいるのですが・・・(だって、「50年後は良くなるんだから、今は何を作ってもええねん」っていうのもねえ)
ううう。難しいな。
投稿: あさみ編集長 | 2007.03.29 09:55
以前はコメントを戴きまして、ありがとうございました。
美しい景観を創る会、見事復活してましたね。相変わらずの偏りぶりに心が躍ります。
しかし、惰性とか慢心とかは便利な言葉ですね。
景観の美化を「放棄」され、
「過剰」なサイズで周りを圧迫し、
自治体間での「錯綜」により整備も遅れ、
既存の知名度から「惰性」で今日まで到っており、
「慢心」としか言いようのない無駄に尊大な威容を誇っている
と言えば、あの静岡と山梨の間にあるでっぱりも悪い景観になりますものね。言葉とは不思議ですね。
今、昔の日本橋の写真を探しているところです。もし私がそれを載せて、「なんと風情の無い。これはひどい醜い景観だ。壊せ壊せ。」と書いたら・・・そんな企画を考えつつも恐くてできません。
よかったらこのアイデアを買ってやって下さい(笑)
投稿: (あ) | 2007.03.30 01:40
5月19日午後、京都市景観・まちづくりセンターで、伊藤滋の講演とパネルディスカッションがありますよ。京都の新景観政策についてだそうです。よろしければ、いかが? 浅見編集長さん。
投稿: tempei派遣特配員 | 2007.05.05 11:20