« 2005年12月 | トップページ | 2006年2月 »

2006年1月の記事

2006.01.27

高架下の風景

人が好むものは美しいものばかりとは限らない。特にぼくはそうだ、と自覚している。
ぼくは小学生の頃、よく鉄道の高架下で遊んでいた。そのせいかどうか分からないが、高架下の風景が好きだ。無機質に立ち並ぶコンクリートの構造柱。使い道もなく打ち捨てられたような空間。どう考えても好ましい風景ではないが、どうしようもなく惹かれる。
(中略)
というように、一般的には否定的に語られる、この「お堀の上の首都高」。しごくもっともだが、それでもぼくはこの陰鬱な光景に惹かれてしまう。高架下の風景は日本に数あれど、今回はこの「首都高とお堀の間空間」を高架下風景の代表と位置づけ、その是非は置いておいて、これを鑑賞していこう。
──@nifty:デイリーポータルZ「高架下の風景を鑑賞する」(大山 顕 氏)より引用

なんてことはない話題ではあるけれど、編集長はこういうの好きです。時々みているデイリーポータルですが、今日は究極の日程の中で、少しだけ現実逃避してみたりして。
ここのところ「悪い景観100景」を相手にしておりますが、その代表日本橋から話がスタートします。かなり遠慮がちに、しかし、首都高の高架下の風景を肯定的に語る、その語り口が良いです。「美しくないけど惹かれる」というのは、かなり本質を突いているのではないでしょうか。

美しいって何さ。良い景観って何さ。

などと考える編集長は、今日はちょっとローテンションかも知れません。
ちょっと忙しいので、この辺で。

ではでは。

| | コメント (11) | トラックバック (0)

2006.01.26

100景を考え直す(2)

悪い景観100景を考え直す(2)

060124の記事『悪い景観100景を考え直す(1)』は、おかげさまで大変ご好評をいただいております。調子に乗って、第2弾をお送りいたします。

初めての方にお知らせしますと、
話は「美しい景観を創る会」という団体が発表した「悪い景観100景」にさかのぼります。この悪い景観100景の発表の仕方や表現の方法に、編集長が何となく釈然としないものを感じ、とりあえず何か自分なりに納得しようという試みが、この「考え直す」シリーズということになります。
前回は同会がすでに発表している70景の中から、40景を取り上げて再解釈を加えておりまして、本日の記事は、その残りの30景を一挙公開するものです。

さて、
この間の詳細は、詳細は当新聞の060107の記事
悪い景観100景
また、060124の記事
悪い景観100景を考え直す(1)
をご覧いただければと思います。

さて、待望の、問題の第2弾ですが、

悪い景観100景を考え直す(2)
http://homepage.mac.com/asami.masayuki/asamishinbun/PhotoAlbum18.html

こちらからおいで下さいまし。ではでは。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2006.01.25

景観のアドバルーン

高層マンション想定、バルーン上げて景観を調査

神奈川県茅ヶ崎市で25日、建設計画が進められている高層マンション(14階建て、高さ約47メートル)と同じ高さに気球を上げ、景観への影響をみる調査が行われた。
実施したのは、市長の諮問機関「茅ヶ崎市景観まちづくり審議会」など。海水浴場「サザンビーチちがさき」北側の建設予定地付近から気球(直径約2・5メートル)4個を上げ、海岸や海岸沿いの歩道橋など市内10か所から写真撮影した。
今後、それぞれの撮影場所で誰がどのように景観を楽しんでいるかも調べたうえで、答申する。
建設に反対し、調査を見守った市民団体代表は「思っていた以上に圧迫感があり、海岸の景観が台無しになる」と話していた。マンションは2月20日に着工予定で、事業者側は「今のところ、計画に変更はない」としている。
──「YOMIURI ONLINE(読売新聞)060125の記事」より引用

新しく建物を建てる場合の景観的影響について、兵庫県では条例で「景観影響評価」を義務づけようとしていることは、先日のエントリー『兵庫県の景観条例』で書きました。

続きを読む "景観のアドバルーン"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.01.24

悪い景観100景を考え直す(1)

先日ご紹介した「悪い景観100景」の続きです。

先日の記事で、編集長は、この100景に、どうも釈然としない感じが残ると言いっぱなしにしていました。このままじゃあ、気持ちが悪いのですが、この感じ、どうにもうまく説明できません。そこで編集長は考えました。「100景を自らやり直したらどうだろうか?」と。「いやいや、そんな危険なことできませんって、、」と、思いつつ、準備だけは進めてみてたりして、、。

基本的にはこの悪い景観100景の向こうを張ってみようということで、以下の方針を立ててみました。

(1)素材は同じものを使う
(2)悪い景観100景を批判しない
(3)できるだけ全て肯定する

しかし、2週間以上は悩んでいますが、かなり苦しいです。(あ、もちろんそのことばかりを考えているワケではありません。って当たり前だけど。)

(1)はまあ、作業としては難しくはないのですが、同じ素材を使うということは『あさみ新聞』では御法度である、「写真引用」をしないと成立しない。ここが最大の問題となります。しかし、コメントだけ並べても面白くないし、、、。
ここは、引用しないと表現として成立しないということから、剽窃ではなく、敬意を持った借用、いわばパロディのようなものだとお考えいただくとして、とりあえず「えいやっ!」っとやってみることにしました。もし「そりゃ問題だろ」とか、「それならこうしたら?」とかいうご意見があれば、お知らせください。少なくとも、かなり上品なことじゃないと編集長も思っているので、改善できるならばそうしたいと考えています。

(2)は「取材が甘い」とか、「写真がおざなりだ」とか、「そこまで言うか?」とか言いたい事はいろいろあるけれど、そこは言わないという方針です(言ってるじゃんか)。あくまで同じ素材を使って虚心坦懐にコメントしようと考えました。これもまあなんとかなる。

問題は(3)です。別に全部肯定する必要はないし、何も、こんな難しい課題にしなくても良かったのですが、正直に言えば「どうしてもそうしたかった」というのが本音です。だって一緒になって「悪い」って言っても仕方ないし、それではこの大胆な引用という犠牲を払うに見合った創造性が得られないではないですか。

そういうワケで未完です。かなり苦しいです。基本的には挫折してしまいそうです。

しかし、鉄は熱いうちに打てと申しますし、誰かが見てくれたら、結構良いご意見がいただけるかもしれませんので、ここは試作品ということで公開し、後のブラッシュアップを皆さんの手にゆだねようか、と考えました。

ということで公開します。まずは第1弾として40点。残りの30点も近日アップ予定です。
こちらまでお越しいただいて、できれば投書、またはトラックバックにて、ご意見を賜りたく存じます。

悪い景観を考え直す

ではでは。

| | コメント (23) | トラックバック (7)

浜坂「以命亭」のナマコ壁

なぜか昨日も浜坂へ。以命亭にもナマコ壁があったことを忘れてた。浜坂から温泉に向かう道すがらでも1件採取。


060123_1621.jpg

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.01.20

ディズニーランダイゼーション

出張続きです。机に向かう時間があまりありません。今日は浜坂です。一体何の仕事をしてるのやら‥。ところで最近の移動中読書はコレ。景観について議論していたら、akanem特派員が貸してくれた「偽装するニッボン」(中川理,彰国社,1996年)です。
80〜90年代のまちのデザインの一傾向をよくまとめていて面白いです。勘違いな歴史性の引用やら、どんどん可愛くキャラクター化していく町中の建造物を批判的かつ面白がりながら描いている好著かと。
景観まちづくりを生業(あ、本業は編集長ですが‥)としている編集長としては、かなり考えさせられる一冊です。


あさみ060118_1719.jpg

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.01.19

大阪ガスビル

昨日は大阪でした。大阪ガスビルってきれいだ。毎日こんな記事でごめんなさい。ちょっと忙しいのだよ。それに比べて大阪市庁舎は邪悪な感じでした。


あさみ060118_1625.jpg

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.01.18

平福のまちなみ

昨日は平福にて調査。編集長が訪れるのは2度めです。なかなか素敵な町です。詳細はまた後日


060117_1018.jpg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.17

飲めないカフェラテ

忙しくなって来ると、ケータイから写真をメールで投稿してお茶を濁そうとする編集長なワケです。今日はM団地に行ってたのに写真を撮るのを忘れてました。ということで土曜日の出張の帰り道で寄ったカフェでの一枚。のめないじゃんか。
というこの記事は昨日の分です(日刊だし‥‥笑)。今日も調査で遠方へ。また出先からアップする予定。


060114_1509.jpg

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.01.14

設計ワークショップ

某所にて設計内容を皆にチェックしていただくワークショップをしてきました。皆で考えると、今まで見えなかったものが見えて来たりして、なかなか有意義でしたよ。

060114_1203.jpg

【060122追記】
まちづくりワークショップに比して、建物の設計ワークショップは、目標というかゴールが明確です。なので、いきなり詳細な内容に突入してしまっても、住民の皆さんはかなりついてきてくれます。この場合は、お金の出所も予算もはっきりしているし、具体的に利用のイメージをお持ちの方が多いので、かなり具体的な意見が出ていました。(設計者にとっては、建設コストの調整など、それはそれで苦労があるのですけどね)

さて、編集長は、たいてい、こうやって皆さんと議論をしながら設計を進めております。

こんなことをしていると、時々、住民皆で設計しているのなら、ケンチクカの存在意義というのはどこにあるのか?図面を引くだけか?という議論にもなりますが、編集長は、ユーザー参加によってデザイナーとしての主体性を捨てているワケではありません。簡単にいうなら、自らを含めた、多数の主体によるコラボレイトを目指すということでしょうか。
編集長は、このように、建物の使い手の計画参加を建築デザイン行為に内包していることが、計画あるいは設計の質を高め、使い手の満足のいく建物づくりにつながっていると信じて疑っていないことをここに表明しておきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.13

ニセのナマコ壁

ペイントでした。篠山市にて


060113_1700.jpg

| | コメント (10) | トラックバック (2)

2006.01.12

臨時休刊のお詫び

編集長多忙過ぎにつき、昨日以来休刊しております。まあよく休刊する新聞だこと(泣
今日もまだまだお仕事です。ちょっとヘバッてきましたよ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.01.10

お見合いっ!?

娘(5才)のカレンダーを見ていたら、今年7月20日に予定されているのは、、、

「ええっ!!見合っ??」

ビックリした。で、爆笑しました。
本人は漢字はほとんど書けないはずなのですが、、、。
「見」は「あさみ」の「み」なので知ってはいるものの、、、。
「合」はたぶん、漢字っぽい字を書いたらたまたま当たってただけだと思うけど、、。

子供を持って5年にして、早くも結婚する娘をもつ父親の複雑な心境を、、、って
そんなものは全然感じていませんが、、。

060110_2305.jpg

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2006.01.08

兵庫県の景観条例

県(編集部注:兵庫県のことです)は五日までに、ホテルなど一定規模以上の建物を建てる際、景観面から地域住民の意見を聞く「景観影響評価」の手続きを義務付けることを決めた。条例改正を行い、二〇〇六年度中に実施する。景観をめぐって事業者と地域との“紛争”が増加する中、罰則を伴う手続きの義務化で建設する側の景観への配慮を促す。
──神戸新聞060107の記事「景観影響評価を義務付け」より引用


ここのところ景観ネタが続きますね。特集企画のために、ネタ拾いの方向性が偏っているからなのですが、そのあたりは編集部が1人体制なので、お許しを願いましょう。

特集企画はもう少し先の話になりそうですが、、。

さて、兵庫県は全国でも、かなり早くから景観に関する取り組みを行っている県の一つです。兵庫県の景観条例は、正式名称を「景観の形成等に関する条例」といい、初めて制定されたのが昭和60年です。これは全国でも(手元に詳細な資料がないので確かなことが言えませんが※1)かなり早い方です。編集長が、兵庫県ってえらいな、と思うのはこういうところですね。この条例は、そもそも何らかの国の法律に基づくものではないので、独自条例とか自主条例とかいわれています。

実は、兵庫県のこの条例は昨年施行された景観法に基づくものではありません。ここのところが事情をややこしくしていますが、国の制度があとから追いかけて来ているんだから仕方ないところもあるのです。

続きを読む "兵庫県の景観条例"

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2006.01.07

悪い景観100景

「美しい景観を創る会」(代表・伊藤滋早稲田大学特命教授)は、「悪い景観100選」の第一弾として70点を公表した。創る会のメンバーが実際に目にした景観を持ち寄り、合議の上で選定した。
東京・銀座のマツモトキヨシ、巨大な看板が並ぶ郊外の道路、コンクリートで三面が覆われた神田川、農村地域の電線・電柱などが選ばれている。創る会のウエブサイトで公表して、広く反響を募る。
──「日経BP建設 051215の記事」より引用

[編集部注]美しい景観を創る会のサイトはこちらです。
美しい景観を創る会
http://www.utsukushii-keikan.net/

『あさみ新聞』としては、まず「美しい景観を創る会とは?」から始めます。メンバーは伊藤滋氏をはじめとする12名。建築家から小倉善明氏、宮本忠長氏が参加、照明デザイナーの石井幹子氏、土木や造園、農村計画の専門家や、彫刻家の新宮晋氏も。事務局は日本地域開発センターが受け持っている様子です。

同会のサイトでは2つの宣言(案)というのを掲げているので、宣言のタイトルだけ引用しておきます。

第1の宣言:
「日本は美しくない」ことを認める宣言(悲しみを表す宣言)
第2の宣言:
「日本を再び美しくする」ことを国民運動とする宣言(美の国再興の宣言)
──「美しい景観を創る会--組織情報--」より引用

細かな内容はサイトで見てもらいたいのですが、第1宣言では「今や、日本の国土は世界で一番醜いものかも」とか日本人の心のあり様を問題にしてみたり、「日本に滞在を希望する有能なる外国人の数も激減し」など、なかなか辛辣です。
第2宣言では、最後の「取り返しがつかない所まで来てしまったとの声を撥ね退け、21世紀の前進する豊かな日本を目指して、われら景観に責任を有する職能集団が行動を開始することを、今日、宣言する。」と述べているあたりが、現状を嘆くだけでない、職能集団の心意気が垣間見えなくもないというところでしょうか。

さて、

続きを読む "悪い景観100景"

| | コメント (14) | トラックバック (11)

2006.01.06

12月のアクセスランキング

まずは軽めのネタから流しておきます。12月のアクセスワードランキング。

■12月のアクセスワードランキング
1 県庁の星       5.78%
2 ユニバーサルデザインとは 3.43%
3 鳥のオリンピック     3.25%
4 あさみ          2.71%
5 国会中継         2.53%
6 セックスボランティア   1.98%
7 兵庫県庁         1.62%
8 あさみ新聞        1.08%
9 中心市街地活性化
  スローライフ 例     0.90%
10 ブログ あさみ      0.72%

さて12月の総アクセス数は約5,000アクセスでした。皆さんいつもご来訪ありがとうございます。
今月は「県庁の星」でしたね。映画にもなるそうです。
相変わらずユニバーサルデザインにはアクセスがあるようですね。というわけで、新春企画。

■『あさみ新聞』ユニバーサルデザイン関連記事集
ユニバーサルデザインとは?
ユニバーサルデザインとは?(その2)
ダイアログ・イン・ザ・ダーク
ユニバーサルデザイン?
学校のユニバーサルデザイン
当事者主権〜施主当事者学のススメ〜

こんなところがおススメ記事かな。と。

ランキング解説を続けます。

鳥のオリンピック」でやってくる人がいるとは(笑、、、、皆考えることは同じなわけですね。「国会中継」は、別に大した話ではなかったんですが、例の構造計算書の偽造事件のからみで急激にアクセスが増えたようです。「セックスボランティア」は、毎度上位に入ってくる話題です(一昨年の11月の記事なんですけどね)。

というワケで年の初めの「ならし運転中」な記事です。
今年は途切れることなく発行を続けたいと、密かに思っているだけで、なかなか宣言できない編集長なのでした。ではでは。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

あけましておめでとうございます

おそいっちゅうに。

いやいや、間が空いちゃいました。ご愛読の皆様(だからそんなヒトいないってば)には大変申し訳ありませんでした。この間、PowerBookのハードディスククラッシュを含め、副業の方がどたばたの、なかなか大変な毎日を送っております。

さて、編集長のPowerBookのハードディスクは、入院2日後に、なぜか100GBを内蔵した上で、なんと旧データがすべて保存された状態で帰ってきました。これで一安心です。いやはや、データ救出をしていただいたKさん、大変ありがとうございました。(いや、しかしかなりなお金がかかりましたけど、、、。)

このデータ救出のプロ、なかなかどうして、かなり高い確率でハードディスクの中身を救って下さいます。(自分のマシンでは初めてだけど、実はハードディスクのトラブルは初めてじゃないんです、、、恥)もしお困りの方がいらしたら、ご紹介いたします。あさみ新聞社【asami_news@mac.com】(←注:mailtoタグ入りです)までお問い合わせ下さいませ。

さて、今年もぼちぼち始めます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年12月 | トップページ | 2006年2月 »