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2005.12.06

地形図の立体視システム

いいかげんなお邪魔の仕方で申し訳ありませんが、石川初さんのブログ『身辺メモ』のエントリー「地図の読解力についてなど」にトラバです。石川さんすみません。ネタの内容が近いところで、最近の記事を選んでトラバってます。ご迷惑でしたらご遠慮なく削除下さいませ。
【051208追記】ageeeさんのブログ『Ever Green Forest - blog』からは3つもトラバいただいています。こちらから3つにトラバを返そうかとも思いましたが、こちらからageeeさんの所に行けばさらに役に立つ情報ありですが、あちらからこちらに来てみても「なあんだがっかり」な感じがしそうなので、トラバの主旨に則りつつも、トラバはお返ししたいので、7月8日のエントリー「国土地理院のサイトで地形図の立体視が可能に」へトラバさせていただいています。


国土地理院は、割と便利なサービスを提供してくれています。編集長はよく2万5千分の1の地形図のダウンロードサービスを利用させていただいております。

参照先:地図閲覧サービス(試験公開)

その姉妹版として、この地図閲覧サービスに「立体視」のサービスが(いつの間にか)登場していました。(教えてくれたのは本紙特派員のAさん)

地図立体視のサービスはこちら:立体視システム

さて、今日の話題はこの立体視のお話。

■立体視の原理
この立体視。知っている人は知っていると思いますが、人間が奥行きを理解するときに使っている「右目と左目で見える見え方の差」を利用し、右目と左目に別々のものを見せ、これによって立体に感じさせようという仕組みです。立体視には、いろいろな手法がありますが、原理的にはこの右目と左目にちょっとだけ違う画像を届けるという原則を用いたものであり、手法の違いは、これをどうやって実現するかの方法の違いにすぎません。

■いろいろな立体視の方法
USJ
学習雑誌の付録などで、右目が赤、左目が青のフィルムのメガネをかけて立体視をするというのをやったことありませんか?原理的にはこれで立体視できますが、右目と左目で見える画像の色が若干違うために、うまく立体に見ようとするとちょっと疲れたりします。

最近よくあるのは、偏光ガラス(プラスチック?)のメガネを使う方法をとります。メガネの偏光ガラスの向きを例えば右目用は水平向き、左目用は鉛直向きに設定して、右目用には水平方向波長のみで構成された光で、左目用には鉛直方向波長のみで構成された光で画像を作ってやると、人間の頭脳はこれを立体のように認識するというわけです。

ディズニーランドのキャプテンE.O.(今でもあるのかしら?)も、ユニバーサルスタジオジャパンのスパイダーマンのアトラクションも、この原理を使っています。写真は【参考資料】USJで偏光メガネをかけた編集長の娘の姿(いやいや、何の参考にもならないから、、)

■地形図を立体で見る
もっと原始的に、画像を見るときに人間が努力して右目と左目で別々の画像を見るというやりかたがあります。これが平行法とか交差法とかいわれるテクニックで、地図の立体視はこれで十分体験できます。上記原則が理解できていれば理屈は簡単です。詳しくは、立体視システムの説明をごらんいただければいいかと思いますが、実際に立体視するにはちょっとコツが必要です。

編集長の場合、印刷物を見る時は平行法でも見ることができますが、パソコン画面では交差法のほうが楽のようです。交差法のやり方は、大まかに言えば『「より目」をしたままピントを合わせる』という感じです。「より目」の寄せ方を調節して右で見ているものと左で見ているものを重ね合わせる感じがポイントです。

さあ、やってみましょう。

と書いてきましたが、実は地図の範囲もそんなに広くないし「ふーん、立体だねえ」と思ったらそれでおしまいな感じはあります。編集長は但馬の名勝「竹田城」を立体視してみました。

参照先:竹田城付近の立体画像http://wss.gsi.go.jp/wss.aspx?id=52347655&xy=?679,1464

どうですか?見えましたか?なんだか「ふーん」って感じですね。

このサービス、あまり需要はないんじゃないかなあ(笑)。どうなんだろ。

■空中写真で立体視
地図で立体視に慣れたら、ぜひ国土交通省の空中写真のサイトで、隣接した写真をダウンロードして、左右に並べて表示して立体視してみて下さい。これはなかなか「おおっ!」ってなりますよ。この写真、基本的に立体視するために約60%ぐらい(だと思う)重なりをつくりながら撮影しているので、飛行機の撮影方向に隣合わせの地図であれば、必ず立体視が可能です。交差法でやるときは左右の順番を地図の並びの逆にすることがポイントです。お気をつけて。

地図の等高線を描く作業は、この航空写真による立体視を使って行うらしいです。今でもそうなのかな?だとすると、樹木があるところは樹木の高さを見ているような気がしますので、三角点とかを使って微修正するんですかね。よく分かりません。そのあたりは、(あのタモリ倶楽部にも出演なさった)石川初さんに聞いて見ましょう。どうなんですかね?石川さん。
(って言いながらトラバしてる編集長なのでした。すみません m(__)m)

この立体視、画像で提供できると分かりやすいんですが、国土交通省さんから「空中写真を複製して提供したり、営利に利用したりする場合には、刊行されているものを入手し、 測量法に基づく承認の手続きが必要になります。」と言われていますので、ここにアップするのは控えておきます。みんな自力でやるように。

皆さんの健闘を祈ります。ではでは。

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01人声人語(雑談・独り言)」カテゴリの記事

コメント

ちょっとトラバさせてもらいました。「パソコン画面上で立体視」では、立体視のために並べた状態を(縮小していますが)表示しています。このとき、ステレオミラービューワがあれば立体視できる範囲が格段に広がります(表示されているすべてを立体視できる)。ステレオミラービューワは本当に便利です。

投稿: ageee | 2005.12.06 05:59

そうか、空中写真の立体視って、どこかで拝見したような気がしておりましたが、ageeeさんのところだったんですね。失礼いたしました。あらためてトラバいただいたものを拝見して勉強させていただきました。

しかし地形図立体視は半年前ぐらいからやってるんですね。あとでageeeさんのところにもリンクをはる本文訂正をしようかと思っています。

トラバ、コメント。どうもありがとうございました。
(これも、あとでトラバ返しておきますです)

投稿: あさみ編集長 | 2005.12.06 09:51

おおこれは編集長。過分なご紹介恐縮です。

「地図化」はこんなことをするそーです。
http://www.wako-giken.co.jp/waza/jirei_008_01.shtml

「樹林」もそうですが、国土地理院の5mメッシュ標高データなどでは、地面の「地形」を表示するために、建物が「除去」されています。でも、現代の都市の立体錯綜地盤状態で、何をどこまで「建物」と見なし、どれを「地面」と見なすのか、というのは微妙なところで、そのへんの国土地理院さんの「見切り方」が、よく見ると面白いです。ていうか、なんか、地形ってなんだ?みたいな深遠な疑問が。

投稿: いしかわはじめ | 2005.12.06 10:21

いしかわさん。おいでませ。
呼び出しておいて言うのもナンですが。お出まし恐縮です。

そうかそうか。参照サイトのご紹介ありがとうございます。「結局、地図の作り方の基本は私が中学生の頃と変わらないわけですなあ」などと読んでいたら、さにあらず。デジタル図化機なんてのがあるんですね。

うー。なんだか地図を作るのは楽しそうだなあ。

「地形ってなんだ?」というのは本当に深遠なテーマですね。
本紙のネタになりそうですが、奥が深くて手が届かないかもしれません。わはは。

投稿: あさみ編集長 | 2005.12.06 11:27

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