市民銀行
ミスチルら出資の市民銀行、地域活性化事業に融資 古民家再生を評価
越前和紙などの伝統工芸講座や古民家再生、音楽ライブなどで地域活性化を目指す福井県今立町の「今立 古民家・匠(たくみ)・ロングステイプロジェクト実行委員会」(増田頼保代表)が、ロックバンド「ミスターチルドレン」の桜井和寿氏や作曲家の坂本龍一氏など著名なミュージシャンが出資して設立した市民銀行「ap bank」から融資先に選ばれた。増田代表は、「融資にとどまらず、いずれは出資ミュージシャンと地元のライブでセッションも」と夢を膨らませている。
同銀行は、自然エネルギーなど環境に関するさまざまなプロジェクトを財政支援しようと設立された非営利団体。最大500万円を1%の低利で融資が受けられることから、毎年、全国の市民グループから申請が殺到、独自性や新しさ、市民性の高いものが選ばれており、空き家となった町内の古民家を再生しようという同実行委のプロジェクトが、自然エネルギーの観点から高く評価された。
(後略)
──「MSN-Mainichi INTERACTIVE 都道府県ニュース 050512の記事」より引用
福井県は今立町からのニュースです。市民銀行という単語が聞き慣れませんね。ということで、今日は市民銀行の勉強をしましょう。
ネタ元を先に示します。
Yahoo!辞書 新語探検 市民銀行
wisdom Buisiness Leaders Square 最新キーワード解説 市民銀行
金融に信頼を教える市民銀行 APバンク
要するに金融庁が認可する銀行ではない金融業のようです。それなら消費者金融と同じなのですが、消費者金融と違うところは、その金利。貸出金利が年1〜5%と、消費者金融よりもはるかに低い。
貸し付けの目的を限定していることも特徴です。銀行の出資者は銀行が金を貸す方針に賛同した人達であることも消費者金融や銀行とは全く違いますね。「NPO銀行」「市民バンク」とも呼ばれるらしく、あまり利潤を上げようとしているところはないようです。まあ、当然か。
それから基本的に無担保のようです。
融資目的としては
・環境を守るための活動支援
・女性起業家を支援
・福祉目的の活動を支援
・多重債務者救済
・地域事業者支援
などが上げられるようです。
環境問題とか福祉目的とか、そういった視点でお金を貸すという部分が、これまでの金融業と大きく違うところなんでしょうね。
要するに「高邁な理念をもったサラ金」というトコロですね(違うって)
担保をとらないということから考えると、貸し倒れリスクをどうするのかというのが問題になりそうですが、そのあたりは参加している出資者同士で担保し合うような制度があったり、出資しないと融資が受けられないというような制度があったり、さらには融資先と金額を公表して回収率を高める工夫があったり、と、このへんはまだまだ未完成なシステムみたい。
まあ、簡単に言えば輪番で「お伊勢参り(代参)」をするために路銀を皆で出し合ってためたみたいなシステム「伊勢講」みたいなものでしょうか。(※「伊勢講」を調べてみましたが、あまりそういう例は見当たらなかった、近隣の相互扶助システムとして“講”というものがあるという認識だったのですが、違ったかな。)あ、上記2番目のサイトにありました。曰く「かつて日本の庶民の間で盛んに行われていた「無尽(むじん)」や「頼母子講(たのもしこう)」と基本的な仕組みは同じです。」とのこと。やっぱりそうか。
なんか、実際のお金でやっている地域通貨みたいなものと考えたらどうかな?換金できる地域通貨。そういう考え方をすると面白いかもしれませんね。編集長は地域通貨というのは基本的にコミュニケーションツールだと思っています。お金をコミュニケーションツールに使うと考えたら分かりやすいかなあ?かえって分かりにくいか?
さて、市民銀行の可能性についてちょっと引用して終わりにしましょう。
(前略)欧米では、市民銀行が大きく成長してきましたが、その背景には、普通の金融機関が、公共や社会、地域のニーズ、真の市民のニーズに十二分に応えていないという点があります。この事情は、まったく日本でも同じですが、日本では、欧米以上に金融に対する規制が多く、今後、欧米のように多様な性格を持つ市民銀行が出現するかどうか、はっきりわかりません。
しかし、“融資先を自分で決めたい”“少しでも自分のお金を社会の役に立てたい”と考える市民が増え、市民銀行の活動が盛んになれば、政府の金融政策も金融機関の融資のあり方そのものも、変わらざるをえない状況が出現すると予想できます。
こうした意味で、市民銀行は、保守的とされる業種の金融機関を大きく変えるインパクトになると、評価されています。
──「wisdom Buisiness Leaders Square 最新キーワード解説 市民銀行」より引用
だそうだ。
いやー。今日は他所のサイトの丸写しみたいな記事でした。「あんまり考える時間がないんですよ〜」と言いつつ反省します。
さて、この「APバンク」ですが、毎日新聞だと「ロックバンドの『ミスチル』らが出資した市民銀行」、「Yahoo!辞書によればミュージシャンの『坂本龍一』らが立ち上げた市民銀行」ということになっております。なんとなく両者の音楽観が分かります。(ってワカンネーよ)しかし、ミスチルってのはロックバンドだったのか、、、初めて知りました。
では。
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コメント
福井県今立町在住の増田です。
ap bankの記事が載っていて気が付いたのが今日でした。
先日、ap bank fes'05にPRを兼ねて参加してきました。
かなりレベルの高いコンサート会場で安心したと同時に、『遊作塾』の代表として気を引き締めています。
HPを拝見していると建築関係の方と推察するのですが、私どもも田舎の風景に古民家が相応しいと常日頃思うと同時に、日本の文化を田舎の建築に求めている方々に対して、『遊作』という思いを形にして文字通り遊ぼうというわけです。
今年は、全国サミット(フォーラム)を計画しています。ぜひとも、お時間を作っていただき『遊作塾』に参加してください。宜しくお願いいたします。
投稿: 増田頼保 | 2005.08.04 17:44