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2005.05.02

本福寺本堂(水御堂)

本福寺本堂(水御堂)

先日ご紹介した丹下健三氏の「戦没学徒記念 若人の広場」を見に行くついでに、安藤センセイの設計サクヒンを訪ねました。安藤さんの建物を見に行ったのは「ついで」であることを強調したくなる、この感覚は編集長のアンバランスなところかも知れません。実はあんまりスキじゃないんです。コンクリートコンクリートした建物、、、、。でも、今回はナカナカの逸品でございました。

本福寺水御堂【設計:安藤忠雄 所在:兵庫県淡路市(旧東浦町)竣工:平成3年】

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結論から言えば編集長が見たことのある安藤サクヒンの中では、今の所イチオシです。いや、見に行って良かったっす。さすが世界の安藤さんです。

ところで編集長、安藤氏の一連の教会サクヒン(風とか光とか水とか)を拝見していないので、これを見なくちゃいけないと思いつつサボってます。(ああ北海道に6年も暮らしてたのに、、何で見てないの?と皆さんに聞かれますが、仕方ないじゃないね。興味なかったんだから。<ダメじゃん)

さて、この水御堂。いきなり安藤ブシ全開の感。
彼はアプローチに凝る。とことん凝る。アプローチ空間の演出なくして何の安藤建築か?という感じ全開です。こういうのとても上手。言ってみればこの建物は、アプローチのみで構成されていると言っても過言ではありません。ご本尊に出会うまでに、様々なシークエンスによって視界を制限しつつ、建物が作る物語に我々を集中させ、いやがおうにも気分を盛り上げ、さらに、いったん真っ暗にしておいてから、最後に「じゃじゃーん」とばかりに後光のさしているご本尊にご対面。これには信者でなくてもやられてしまいます。

今回も思ったこと。安藤氏は光の使い方が上手だと良く言われますが、編集長的には特筆するほどだとは思えません。それを言うなら(安藤氏をご存知の方から見れば「何を今さら」と思われるかも知れませんが、あえて言います)編集長が感心するのは、氏がコンクリートの性質を熟知していて、その使い方がとても上手であることです。氏のサクヒンのどれを見てもそう思います。

コンクリートの面がきれいなのは、それが命みたいなものですから当然として(いやいや、そこには並ならぬ工夫と経験と努力が隠されているのですが)、そこここに見られるディテール(スイッチパネルの納まりとかね。あ、今回写真撮り忘れ)等にコンクリートの可能性と限界を熟知しつつ上手に使っている感じが出ています。

蓮池があって蓮池の中に降りて行くと仏像さんがいてはる。蓮池の楕円形とお堂の楕円形が上手に呼応しています。編集長的には屋上の蓮池は2つに分けずに、つながってた方が良かったんじゃないかと思うのですが、皆さんはどう思われますか?

感動度   :★★★☆☆
アプローチ度:★★★★★
世界の安藤度:★★★★☆
おすすめ度 :★★★★☆

てな感じの名作です。ではでは。

うーん安藤さんあんまりスキじゃないと言い続けてますが、結構好きなのかも、、。

2005 05 02 01:00 午前 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事

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