ネットサイエンス・インタビュー・メールの廃刊
今日はちょっと建築でもまちづくりでもないような話題ですが、編集長の頭の中ではしっかりリンクしておりますのでお許しを。
【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:18,896。メルマガでお知らせしましたが丸7年以上配信してきた「ネットサイエンス・インタビュー・メール」は26日付けで配信終了しました。これまでどうも有り難うございました。バックナンバーは残しておきます。この日記を注意深く読んでいた人には突然ではないかもしれませんね。事情は気が向いたらこの日記に書きます。でもそれよりも現在、創刊準備している新しいメルマガのほうもよろしくどうぞ。──サイエンスライター森山和道氏の050525の日記より引用
「ネットサイエンス・インタビュー・メール」は編集長がインターネットの世界を知った頃から購読しているメールマガジンです。まぐまぐのIDが3391というから、かなり早くから配信されていたメルマガといえるでしょう。記録を見たら、98年の5月からのスタートでした。森山氏はサイエンスライターとして、様々な分野から、その分野の最先端を担う人々にインタビューを行い、これを約5回から10回ぐらいのメールマガジンとして発行されていました。その数、320号。インタビュイーが36人だそうです。
編集長は、読んでも分からないことも多く、一度に読まなきゃいけない分量と内容が、流し読みというワケにいかないことから、時々しか読まない不良読者ではありましたが、森山氏の博識と継続力を常々尊敬しておりました。そして時々読むと、これが面白かったりするんです。せっかくなので全てのインタビュイーをその分野のみを勝手ながら転記させていただきます。これを見て、インタビュー記事が読みたい方は、是非森山氏のサイトへどうぞ。
金子邦彦氏 (複雑系)
丸山茂徳氏 (プルーム・テクトニクス)
河合隆史氏 (ヴァーチャル・リアリティ)
木下一彦氏 (一分子生理学)
田口善弘氏 (粉粒体、非線形物理)
中澤港氏 (人類生態学)
中田節也氏 (火山岩石学)
春山純一氏 (セレーネ計画)
深尾憲二朗氏(てんかん)
神崎亮平氏 (昆虫の微小脳)
井田茂氏 (惑星形成論)
淺間一氏 (自律ロボット)
松元健二氏 (認知脳科学)
寺薗淳也氏 (月の内部構造)
山口真美氏 (認知心理学、発達心理学)
玉置雅紀氏 (植物分子生物学)
橋本公太郎氏(反応化学)
平藤雅之氏 (計算生物学、アグリインフォマティクス)
隅藏康一氏 (知的財産政策・知的財産法)
梶田秀司氏 (二足歩行ロボットの制御)
安藤寿康氏 (行動遺伝学)
中鉢淳氏 (アブラムシの菌細胞内共生系)
牧野淳一郎氏(理論天文学)
篠原正典氏 (動物行動学、人工閉鎖環境)
藤原晴彦氏 (昆虫分子生物学)
江守正多氏 (温暖化シミュレーション)
水谷亘氏 (プローブ顕微鏡、有機分子の構造生成と機能評価)
黒谷(和泉) 明美氏(宇宙生物学、細胞生理学)
下条誠氏 (触覚センサ、神経インタフェース)
大和雅之氏 (組織工学、ナノティッシュエンジニアリング)
門脇孝氏 (2型糖尿病、肥満、インスリン抵抗性の分子機構)
粟崎健氏 (昆虫の神経発生)
北澤茂氏 (運動の学習と制御の神経機構、脳内の時間順序表現)
柏野牧夫氏 (聴覚を中心とした認知神経科学)
泰羅雅登氏 (認知神経生理学)
深井朋樹氏 (計算論的神経科学)
なんだか面白そうでしょ?
バックナンバーはこちらで読むことができます。興味のある方は是非下記を。
ネットサイエンス・インタビュー・メール
なお、「ネットサイエンス・インタビュー・メール」のバックナンバーは、このまま残しておくつもりです。7年余り、36人、320通。これだけやれば社会的リソースだ、と自分では思っているので。
──「サイエンスライター森山和道氏の050526の日記より引用
と、森山氏も書いているように、これは本当に社会的リソースだと思います。こうやって最先端の出来事を人々に分かりやすく届けるという仕事は誰にでもできるものじゃない。森山氏のように、切れる頭脳と旺盛な好奇心を持ち、かつ、難しいことをきちんと理解して平易な日本語にできる、という才能を持つ人によってのみ成立するものだと思います。編集長には難しいだろうなあ(あたりまえである)。
そしておそらく日本のサイエンス界には、このように専門領域と一般を、あるいは、異なる専門領域同士を結びつけるチャンネルがあまりにも少ないのだろうと想像します。建築の世界だって似たようなモノだし、、、、。おそらく、森山氏のような才能ってのは、どこででも必要とされていて、おそらく専門的知識が必要な知的活動の様々な分野でとても大切な存在なのではないかと思うのです。
ということで、編集長は、不良読者ではありますが、廃刊と聞いて本当に残念です。
上品な森山氏は、廃刊の背景について多くを語りませんが(複雑な事情をすっ飛ばして)簡単に言えばスポンサーが変わったからということ。企業が何をもって社会参画するかは、その企業が考えればいいことなのでそれを批判するつもりはありません。ただ、この良質なリソースを維持できない、維持しないというのは、あまりにもモッタイナイことだと、編集長は思います。
森山氏は「Popular Science Node(ポピュラー・サイエンス・ノード)」というメールマガジンも発行しており、こちらは氏が独自に発行しているため、継続されるそうです。こちらはニュースが主体で、あまり編集長の興味とぶつかるところがないので、最近は購読していませんが、、、(汗
さて、この森山氏。苦悩の末、新たにメルマガを有料化して再スタートするそうです。こんな大変な作業、ボランティアではちょっと無理です。というワケで、こちらも廃刊になったりしないように、軌道に乗るまでは編集長も陰ながら応援したい。毎回読むのは大変だけど、、(恥
森山さん、是非とも頑張って下さい。応援します。
一緒に応援したいかたは是非下記をご覧下さい。
新メールマガジン「ScienceMail」の告知
| 固定リンク
「02社説 (私の主張)」カテゴリの記事
- 「合同会社人・まち・住まい研究所」営業開始のお知らせ(2010.03.06)
- 15年(2010.01.18)
- 退職・独立のお知らせ(2009.11.14)
- 住まないとだめだ(2009.11.02)
- 編集長体調不良により休載のお知らせ(2009.03.30)


コメント