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2005.04.17
国民総幸福量(GNH)
ツールとしてのCAD論が途中なのですが、他のネタもたまって来ているので、ここらでちょっと小休止して、ネタ消費を行います。いや、なんかツール論もしんどくなってきたのよ。正直なとこ。
ちょっと時間がたってしまいましたが、かわいさんのm-platzにトラバ
もう引用するよりも、全文読んで欲しい。
ということで、かわいさんのエントリー「国民総幸福量をどうぞ。(あ、あちらも面白いですけど、ちゃんと「あさみ新聞」にも帰って来て下さいね。)
ブータンではGNPよりもGHPを大事にしているという話です。
m-platzさんがどこかから引用しているブータン研究センターの所長さんの発言を孫引きですが、引用させていただいておきます。
ペットボトル水の需要はGDPを高めるが、川や泉の水が飲めるとどちらが幸福か。塾通いの子どもと自然の中で遊ぶ子どもたちの表情と見比べれば、どちらの社会が幸福度が高いかは明らかだ。
──「m-platz」050403のエントリーより孫引き
ところで、龍谷大学の公開講演会の案内に、よくまとまったものがありましたので、これもご紹介しておきましょう。
GNP(国民総生産)あるいはGDP(国内総生産)は、現在世界中で、諸 々の国々の発展度を計り比較するのに一般に用いられている尺度である。 全世界は血眼になってGNPを上げようと努力している。そしてその尺度 に従う限り、日本は現在世界有数の発展国であり、第二次世界大戦後約半 世紀の間にここまで経済成長したことをこの上なく誇りとしている。
それに対して、ヒマラヤの仏教王国ブータンは、GNPでは世界最貧国 の一つに位置づけられる。しかし、ブータンは、GNPのランキングで上 位に昇ることを国の目標とはせず、全く別な目標を掲げている。それがG NH(Gross National Happiness:国民総幸福量)である。
経済万能主義の世界の大勢の中にあって、ブータンはまさに異色な国で ある。大乗仏教の教えに基づき、自然界の一員としての人間の精神的充足 を追求し、豊かな人間性を追求しているこの小さな国は、我々が将来を考 える上で、貴重な示唆に富んでいるのではないだろうか。
──「龍谷大学/2003年度公開講演会」より引用
さすが仏教系の学校です。なんか仏教ってステキかも。
国民総幸福量(GNH:Gross National Happiness)というのは、スローな概念だと思います。
何に価値をおくか、何を大事だと思うか、何にコミットするか。選ぶ権利は万人にあります。しかし、なんだか上記の研究センターの所長さんの引用で言えば、どっちが幸福かなんて明らかに見えるに、どうしてそういう世の中に向けて皆が邁進しないのでしょうね。
(というのは余りに青臭い議論のような気がしてコッパズカシイですね。でも、幸福の量ってどうやって測ったらいいのかなどと考えるのもなんか恥ずかしいな。)
もちろん、国民総幸福量(GNH)の発想そのものには大賛成なのですが、このようなマクロな概念では、きっと一個人の小さな不幸せなんていうのは相殺されて消えてしまうのではないでしょうか。もちろん一国の将来を考えるときにそんなコトを気にしていたら前には進まないでしょうし、そのことで、ブータンの国王を責めるつもりはサラサラありません。
しかし、あえて言うなら、そこのところが編集長の「スローまちづくり」観との相違点ではあります。
小さな不幸せにもきちんと目を配る(解決できるかどうかは別問題です)ことが、総体として大きな幸せを作り出すのではないか。「小さなコトからコツコツと」ではないですけど、総幸福量は小さな幸せの積上げでしかありえないのではないか。
今の幸せは、誰かの不幸せを踏み台にしていないか。
なんてことを時々考えてしまう編集長さんなのでした。
今日は以上
【宣伝】
スローライフのあり方については「あさみ新聞」でも度々とりあげております。
※1 関連「あさみ新聞」内記事
「スローまちづくりのすすめ」
テーマパークを通じてスローまちづくりを論じる、本紙の基本文献
「スロー中心市街地活性化のすすめ」
まちづくり3法を通じてスローまちづくりを論じる、隠れた名エントリー
「スローまちづくり宣言」
スローフードの理念をベースにスローまちづくりを定義した、スローまちづくりの金字塔
2005 04 17 06:41 午後 [14地方版 (地域・まちづくり)] | 記事
この記事の関連書籍はこちら
(実は3つのうち2つが編集長のアフェリエイトという仕組み)
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投書(コメント)
こんにちは。トラックバックありがとうございます。
あのエントリー、引用元を書き忘れていました。^^;
朝日新聞4月3日朝刊「幸せ大国をめざして」という、週1回づつのシリーズ物です。無料のasahi.comで検索しましたが、こちらには掲載ありませんでした。
この記事の中で、GDPってのは、不法投棄された産業廃棄物の処理費や、防犯対策の費用なんかによっても、数値が押し上げられるなんて事も書いてありました。こちらもちょっと興味深い。
話しがそれて、失礼しました。
幸福の価値観って、ひとそれぞれ、どこに基準を置くかによって違ってくるので微妙ですよね。
それでは失礼します。
投書者: かわい (2005/04/17 23:03:13)
>かわいさん
投書&トラバありがとうございます。予告しておきながら遅くなっちゃってすみませんでした。約束が果たせてほっとしております。
GDPの数え方ってのも面白いですね。じゃあ「こんなことも?」と別の例をあげようと思って5分考えたけど、何も思い浮かびませんでした。というか、悪いことばかり考えようとすると思考が停止するのかもしれません。健全だ(笑
犯罪が増えて、刑務所が足りなくなって、大規模刑務所をつくったら、それもGDPを底上げするんだろうな、、、とか?かな。
あ、やっぱりこういうのは苦手だ(笑
投書者: あさみ編集長 (2005/04/18 21:11:56)

