高断熱可変気密の提案〜建物の熱環境(6)〜
大体、基礎をきちんと断熱する様になってきたのも最近のことで、僕は、まずは、断熱きちんとやっておいて、建物の熱的なキャパをがっつし確保することで、逆にこうつかわなきゃいけないという変なシステムの側からの制限から自由でいられるような空間を作る事 と 建築/構造/設備を総合的に捉え無駄の無い計画を行うというわりかし単純なところでネタを集めておいた方がよっぽど過ごし易いんじゃないかなと思います。
だからこそ「高断熱、高蓄熱、低気密」という発想が生きてこないかなあなどと思います。低気密が生み出す問題は、それはそれであるのですが(すきま風問題とか)、高気密にすることによって、かかる設備コスト(ホルムアルデヒド純粋培養問題もそうですが、設備的にはロスナイの採用とかね、、。)を考えたら、低気密でなんとかならないものか、、、。と常々思っとるんですが。
低気密というのに問題があるとすれば、可変気密でもいいですね。夏は低気密、冬は高気密というか、、、。人の体の廻りに気流が起きさえしなければ不快な冷えは感じられないはずです。すきま風しかり、コールドドラフトしかり。(コールドドラフトとは、窓の付近で空気が冷やされて重くなって、下に動き始めることをいいます。これが冷風として感じられてしまうのが問題となる)
コールドドラフトは、高断熱によってある程度なんとかなるので、すきま風さえ防いだら、そんなに目くじら立てて「冬は高気密」とか言わなくても大丈夫そうな感じはしています。
暖炉・囲炉裏とか、床暖房とか、躯体蓄熱とか、デロンギヒーターとか、そういう輻射系の暖房器具をメインに考えて、すきま風を止める。で、高断熱。というのが、今のところ快適かつ環境負荷を小さくできる方法だろうなあと思っています。
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コメント
低気密にした途端に、結露しません?
コントロールできない場所から結露したら最悪のような気がするのですが。
どうです?
(いや、僕も確信が持てません)
投稿: kuni | 2005.01.04 21:09
うーん。それは誤解ではないかと思いますよ。一般に断熱性能の低い建物ほど、すきま風だらけの方が結露を起こしにくいと言われています。伝統的な日本の家屋で結露が発生しないのはこれが理由です。
人が屋内で生活すると水蒸気を発生しますね。なので結露防止には換気が必要だと言われます。押入などの非換気エリアで結露が起こるのが、その好例(あ、悪しき例というべきか、、)といえるでしょう。そもそも人の生活していない(水蒸気の発生しない)建物で結露が発生する可能性は低いです。
結露防止にはいくつかの方法があって、大きくは2つに分けて考えられます。
1)室内の水蒸気を減らす
2)温かい空気を冷たいものに触れさせない
私の考えるところ、全ての結露防止手法は、この2つのどちらかに尽きると思います。
コメントで続けるのもしんどい話なので、どこかで新エントリーを立ててお話しようかと思い直しました。結露に関しては私も不勉強な点が多いので、ここらで一つ、まじめに勉強しようっと。
と言っても結露のメカニズムの根本は割と簡単なので、あとは建物の断熱性能と気密性能、暖房の仕様などの組み合わせの中で、結露を防ぐ方法を考えるという応用問題なわけですけどね。
投稿: あさみ | 2005.01.05 11:41