建築ツウへの道
さて我々「建築ツウ」としては、21世紀に入って起こった「ちっちゃな」住宅建築ブームと宮脇檀の死とに因果関係を認めざるを得ない。特に我々修行嫌いの建築家にとっては、宮脇本は「隠れたバイブル」であり、みな「こそこそ」拝見しており、事務所内の見えるところには置かなかった本ナンバーワンである。
しかし彼の死後「ちっちゃな」建築家は皆大手をふって宮脇節をぶちまけている。「天井が高いのは成金趣味ですわ・・・」「対角線でこう、視線を開かせて・・・」と。「教条的、べき主義者」を嫌った宮脇檀が結果として壮大な住宅設計マニュアルをつくり出してしまったということは何とも皮肉な話である。
──宮脇檀の虚無性 「建築ツウへの道」(大島健二、エクスナレッジ、2004年)より引用
あまり今日は時間がありません。〆切前でどたばた中。なので先日買った本から一つご紹介。引用部分、ちょっと笑いました。そうかも知れません。が、ダンセンセイってさすがです。そんなとこで許して。
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