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2004.09.30

携帯の鉄塔は景観阻害要因か?

 県内の景観維持を目的に制定されている県景観条例では、大きな建物の建設などは事前の届け出を義務付けているが、種類別でここ数年目立っているのが携帯電話基地局の鉄塔と風力発電の大型風車だ。携帯電話の通話地域拡大と、自然エネルギーの普及には不可欠な存在だが、さらに数が増えることで周辺の景観に影響を及ぼすことも懸念されている。
大型建設物、景観への影響懸念」 東奥日報 (9月27日)

 青森県の記事です。青森県では県の景観条例(「青森県景観条例」平成8年3月27日青森県条例第2号 )が定められていて、高さが13mを超える工作物の届け出義務を定めています。この届け出義務ってのは、かなり微妙な制度で、届け出をしさえすれば良いということが多いのですが、青森県もそうなのでしょうか。こういう制度は行政としては何を狙っているのでしょうか。要するに現状を把握したいのか?それとも届け出を出して来た人を指導したいのか、、、、。しかし条例に定められていなければ、それは指導ではなくて、お願いですよねえ。って今日はそんな話ではありません。

 この携帯の鉄塔やら風力発電の風車が景観阻害要因になっているってのは、なかなか面白い話だなあと思いました。景観阻害要因だからといって、携帯やめろとは言えない世の中になってきているし、ましてや風力発電やめろというのも時代背景を考えればなかなか言えるものではありません。そして、このどちらもが、山の尾根などの、いわば、目立つところにないと機能しにくいという性質も、景観阻害に一役買っているような様子のところも、私の興味をそそりました。

 この話「健康にむちゃくちゃいいんだけど、めちゃくちゃマズい食べ物」とか「めっちゃおいしいんだけど、むっちゃ口臭の残る食べ物」みたいなもんで、好みの問題といえば好みの問題なのかなあとも思います。好みの問題だからこそ、意見の折り合いを付けることが難しいんですがね。
 鉄塔なんかは茶色に塗って目立たなくするなどという方法も、この記事では紹介されていましたが、茶色が目立たない色かどうかは、また議論の分かれるところですよね。(確かに地味な色ではありますが、、、。)

 編集長としては、心情としては景観阻害を問題にする側に加担したいところではありますが、少し無茶かなあと思わずにはいられません。だいたい、そんなに醜いか?携帯鉄塔?、、、うーん。醜いか。やっぱり。風力発電の風車なんかは、かなり美しいと思うけどなあ。力強くて。ただし、赤と白に塗り分けているのはいかがなものかと思いますが、、、。あれは航空安全上仕方がないのか、、、。だんだん独り言めいて来ましたね。

 「あさみ新聞」のポリシーとしては、悩みながらででも、間違っていてもいいから、この話題から得られる「結論」あるいは「教訓」を引き出さなくてはなりません。それが編集方針。(ま、場合によっては「オチ」さえつけば良いことになっておりますが)

 そこで、

 お金のことを考えずに、いいかげんなことを言わせてもらえるならば、堪えに美しい風力発電機(例えば「クライスラービル」のような)とか、見ただけで微笑んでしまうような携帯無線鉄塔(例えば伊賀上野の伊東忠太「俳聖殿」のような)を世に送り出してみるというのはいかがでしょうか?オチにもなってませんか?  失礼。

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