琵琶湖博物館
最近、考古系の博物館の展示計画をやっていることもあって、博物館を見て歩く機会が増えています。
最近博物館に行ったことありますか?かなり面白いことになっていますよ。
「ハンズオン」って知ってますか?
展示物に触れたり、自分で動かしたりでき、楽しみながら展示を見て回れるようなる、難しく言えば、観覧者の側から展示物に対して働きかけることができ、その結果によって学んだり楽しんだりできるような仕掛けの展示のことを総称してこういいます。私はインタラクティブな展示と読んだりもしています。子供たちにはなかなか面白い展示の方法で、もちろん大人も楽しめるようにできています。
ともすれば博物館の本来の(?)目的である、「知る・学ぶ」から遠く離れて、「遊んでるだけ」みたいにならないとも限りませんけど、そのあたりは展示する側のさじ加減次第ですね。
先日行った琵琶湖博物館は、なかなか工夫が凝らされてて楽しかったですよ。
今やっている企画展示のタイトルが「のびる・ひらく・ひろがる〜植物がうごくとき〜」。普段は動けない植物が、実はかなり動いているのだということを丁寧に説明してくれます。
展示は、いきなり「植物になってみる」というところから始まります。床に固定されたスリッパに足を入れて「動けない」。地面からクビを出して「動けない」。天井には大きな足が下がっていて、いまにも踏みつぶされそう。という情景を体験し、そこでは植物の視点からの映像が流れ、動けない植物のつらさを疑似体験するというところから始まります。
そして「光を求めてのびる草花」、「種を作るためにあらゆる方法を駆使する花」、「種を遠くに運ぶための工夫」などなど、まあ、立派な大人の私としては、「知ってるわい」ってな感じの話も多いのですが、これを楽しく知るために様々な工夫が凝らされていて、子供たちははしゃぎながら、楽しんで見て回っています。もちろん、立派な大人の(しつこい)私としても、「へえ!?」と思える内容もあって、わりと総合的に楽しめる内容になってました。
展示物は、段ボールでできていたりするところもあって、割とチープな印象なのですが、それは見せかけで、かなり手間ひまをかけて作り込んである様子が分かります。
琵琶湖博物館は、最初の博物館の着想から、基本構想・基本計画、展示計画に至る経緯が詳細に記録されたレポートがあり、随分前にこのレポートを手に入れていました。(どこかの微妙なサイトに転がっていました。今探したけど見当たりません。)当初の構想から、どのようにして楽しみながら学ぶことができるかということにこだわっていたことから、ずっと行きたいと思っていました。常設展もかなりなお金をかけた充実ぶりで、博物館としてはかなり作り込まれた印象でしたよ。水族館などもついていて、家族連れで行けば1日十分遊べる博物館ではありました。
常設展示では、大きな床一面に広がる写真地図がよかったなあ。大阪湾から日本海までを含む琵琶湖周辺のランドサット(かどうかは知らないけど)写真でできてました。かなり迫力ものでしたよ。7,8m角ぐらいはあったんじゃないかな。
企画展は、今年11月23日まで展示しています。お子さん連れでおすすめです。JR草津駅からバスで20分。
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