パーキングエリアのトイレ
トイレの内装改修の設計をやることもありますが、公共トイレの新築の設計をすることもあります。学校の場合が多いですが、、。
さて今回は、今ちょっと悩んでいる、高速道路のパーキングエリアのトイレの話。高速道路のパーキングエリアのトイレの数や面積はどのようにして決まっていると思いますか?
基本的には駐車場のマスの数から決められています。駐車場がいっぱいになった場合に、トイレが一杯で使えないということのないように設計を行うのが通例です。そしてこの計算方法は日本道路公団がマニュアルとして定めています。(日本道路公団「設計要領 第6集 建築施設」)
具体的には、車種別の駐車場回転率と平均乗車人数から、駐車場が満車の場合の駐車場の利用者人数を割り出し、男女比を考えた上で、トイレの利用率をかけて、トイレの利用者数を割り出します。そしてトイレの回転率を考慮して必要な便器の数や、手洗いの数を決めるわけです。便器1つあたりの建物面積は標準が決まっていますので、面積はこれから算出するという方法です。この方法をとると、通常、男子トイレよりも女子トイレの方がはるかに大きくなります。
それでもパーキングエリア・サービスエリアでは、女子トイレが一杯で行列になっている光景をよく見かけます。道路公団の計算式そのものに問題があるのか、それとも、基準が古い時代の設計だからなのかはわかりませんが、事例の検証をしてみる必要はあるでしょうね。
個人的には、公団の算定方法には、衛生工学会が出しているトイレの便器数を決定する方法にみられるような待ち時間をどう設定するかという視点が欠けているように見えます。
便器の数の決定方法。奥が深そうです。
| 固定リンク
「21社会面1(トイレ・ユニバーサル)」カテゴリの記事
- 消費される「ユニバーサルデザイン」とバリアフリー新法のこと(2007.01.26)
- ユニバーサルワイン(2007.01.13)
- 珍しい点字ブロック(2006.10.20)
- 座ってキッチン(2006.07.10)
- ダイアログ・イン・ザ・ダーク(2005.11.28)


コメント