景観問題に関心低い中部圏 中部開発センター調査
都市や街並みなどの「景観についてよく考える」人の割合は、日本人全体では回答者の11.0%だったのに対し、中部圏では同7.9%と、景観問題に関する中部圏の人の意識が低いことが、研究機関の中部開発センター(名古屋市)が12日、まとめたアンケートで分かった。
調査によると、「住宅購入時に優先する項目」で多いのは、全国、首都圏、近畿圏とも(1)価格(2)交通の便(3)治安(4)景観—の順。ところが、中部圏の場合、上位3項目は全国などと同じだが、(4)教育環境(5)デザイン(6)景観—と続き、景観の優先順位が低かった。
──「Sankei Web 経済 051212の記事」より引用
中部開発センターが行った調査なので、記事は中部中心に描かれていますが、この調査、全国レベルで行われている上、日本国内に住む外国人を対象ともしていて、日本人の地域別の意識の違い、外国人との意識の違いなどを知るのには、なかなか面白いことになっています。有効回答数も(中部を中心にしているものの)5,219人と結構な数なので、データとしても割としっかりしていると考えてよいでしょう。
面白かったのは、まず、諸外国との住宅購入時に重視することの優先順位でした。第1が「価格」であるのは各国共通ですが、アジアを含む諸外国の人たちの意識では、「交通の便」よりも「治安」が優先されるのに対し、日本では「価格」「交通の便」「治安」「景観」という順になるというあたりが、お国事情を反映しているなあ。と。アジアを除く諸外国ではこの順が「価格」「治安」「景観」「デザイン(※1)」or「教育環境」と続くという感じです。
統計データから、編集長が読み取るのは、「地域の景観が良くなることについては賛成だけど、高い金出して建ててんねんから、自分の家の姿形ぐらい個人の自由にさせてえな」という総論賛成、各論留保の全体傾向でしょうか。しかし、統計の結論として日本人の景観意識は高くない(特に中部で)ということになっておりますが、編集長としては「結構思っていたよりも皆景観について意識してるんだなあ」という感想です。
以上のデータはこちらにあります。
中部の景観意識(中部開発センターのサイトより)
※同ページ内にpdf書類へのリンクもありました。
【投稿直後追記】
読売新聞にも似たネタを発見しました。
町の景観 関心薄い中部
ここにある
開発センターは「景観に関心が薄いと、(行政などが)景観の整備をしようとしても、住民の同意を得にくい可能性がある。魅力ある街をどうつくるか地域で議論し、目指すべき街のイメージを共有することが必要」と話している。
──「YOMIURI INLINE 中部発 051214の記事」より引用
というあたりが肝心かもしれません。「皆で議論」「目指す街のイメージ共有」というのが基本であると編集長は考えていますので、これには賛成なのですが、実は、そこに問題がないワケでもないです。以前のエントリーまちなみづくりマニュアルとその投書欄でも話題にのぼりましたね。ぜひそちらもご参照あれ。
【ここまで追記】
さて、いつものように、話は微妙に逸れていきます。
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