カテゴリー「04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)」の記事

2010.03.08

聴竹居にいってきました

昨日は、聴竹居倶楽部代表のMさん(伏せる意味あるんかなあ)のお誘いで、聴竹居に行ってきました。
聴竹居は藤井厚二設計による昭和3年の木造平屋建ての住宅です。

編集長は15年ほど前に同じく松隈さんのお誘いで、一度見せていただいていますが、何度見てもやっぱり良いものは良いですね。写真は聴竹居倶楽部さんとのお約束により残念ながらアップできません。ごめんなさい。
でも、15年前と違って、現在は誰でも申し込めば、屋内を見学することができます。見学料1000円は、修繕の積立や、公開するために持ち主さんに払っている家賃、運営ボランティアさんたちへのフィーなどにあてられているそうです。(修繕積み立ては、まだまだ工事費の消費税分にもなってない、とお聞きしました)

詳細は
聴竹居|藤井厚二
をご覧下さい。

Mさんは、母校の大先輩。昨日は、母校から先生が学生を連れてお見えになるということで、北海道大学の建築工学科 建築計画学第2講座(当時)越野研究室出身で関西にいるメンバーの一部に声がかかりました。大先輩たちに囲まれて、なかなか楽しいお話が聞けました。先輩ってありがたいですね。

基本的に藤井デザインって、足し算系デザインだと思うのだけど、それでも抑制が効いていて、とても美しかったです。多少傷みも見られますが、これは後々なんとかなるでしょう。わが社のK記者曰く、全ての展開がキマっていてとても美しい。とのこと。

わが社の社屋としてぜひ手に入れたい。っていうか住みたいなあ。家建てたばっかりで何言ってんだか。

ではでは。

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2009.06.15

浄化センターなる様式

今日は、復帰記念ということで、ここ数年来あたため続けていたネタを提供します。

それが「浄化センター」。要するに下水道(集落排水やらコミュニティプラントなんてのもありますが、機能的には同じものだそうです)の浄水場なのですが、これがなかなか興味深い。

編集長、浄化センターに関してはかなり遠くからでも見分けがつきます。(実は、実例としては兵庫県内のものしか知らないのでよその県のことは知りませんが・・・)

特徴は

1.川のそばにある
2.フェンスで囲まれている
3.生活感に欠けている
4.かなり微妙に周辺景観に配慮している
   (それが成功しているかどうかは別の議論)
5.どこか立面のプロポーションがおかしいことが多い

まあ、字だけじゃわからないでしょうから、写真を見てくださいまし。

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2007.12.19

藤原様式の衝撃〜勝山リポート2

さて、前回は景観における屋外広告物(看板)についての議論をするのかと思いきや、岡山県真庭市勝山の魅力に引きずられて、看板の話にまでたどりつかずに終わってしまいました。

勝山で編集長が見つけた、新たな建築様式というのは、編集長が「藤原様式」と呼ぶモノです。まずは写真をご覧いただきましょう。

Fujiwara_1
(↑写真をクリックするとpicasaの大きな写真をご覧になれます)

なんの変哲もない、妻入りの町家の下屋の上に、商店の看板がかかっているだけのように見えます。しかし、よく見ると・・・。
Fujiwara_2
(↑写真をクリックするとpicasaの大きな写真をご覧になれます)

木製の竪格子の上に切り文字のデザイン。歴史的まちなみの広がる勝山の雰囲気にかなり調和しているように見えませんか?

普通、歴史的町家が並ぶまちなみにあって、建物のここに看板を掲げた瞬間に「ありゃりゃやっちまったぜ感」が立ち現れてくるのが通例です。しかし、この藤原モータースさんの看板には、「景観に配慮して木製にしました」というだけではない、新しいセンス・時代の潮流さえ感じます。

この手の町家看板としては秀逸の出来ではないでしょうか? 少なくとも編集長はこれを超えるデザインの町家看板を知りません。町家看板業界(そんな業界あるのか?)に衝撃をもたらすデザインといってよいでしょう。

編集長はこの藤原モータースさんの看板デザインに感銘を受け、この方法による看板を設けた建物の様式を「藤原様式」と名づけることといたしました。以後、編集長が藤原様式と述べた場合には、この建物がオリジナル(このオリジナル性を尊重し「唯一藤原様式」と命名しておきます)であるとご理解ください。







このように、編集長が1人で盛り上がってますが・・・。ま、考えてみれば、木製格子を外壁に貼付けたデザインというのは、どこにでもあるワケで、その気になって探せばいろいろ見つかります。

例えば(以下写真は全て「藤原軍団」にリンクしています)

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2007.12.18

すてきな勝山〜勝山リポート1

本日より、2回のシリーズで、新たな可能性を秘めた新しい建築様式についてお届けしたいと思います。

さて、編集長が景観配慮型の事例を募集していることは「景観配慮型募集のお知らせ」にて、既にお話しいたしました。

実は、まちなみ景観を語るときに、屋外広告物(いわゆる看板)についても議論になることが多いので、看板の事例も収集しております。

前置きはともかく本題に。

岡山県真庭市は、2005年に5町4村が合併してできた大きな市で、岡山県で最大面積の市だそうです。この市の中心となっているのが勝山(旧勝山町)です。勝山は勝山藩の城下町として知られていて、出雲街道に位置するそうな・・・。街道型の商家の並ぶ、大変きれいなまちで、昭和60年に岡山県の「町並み保存地区」の第1号に指定されています。

実は先日、道すがらふらりと立ち寄って、駅の観光案内所を訪ねたのですが、ここにいた若い男性の職員の方が、まちの魅力を熱く語る「ナイスガイ」でした。勝山がどんな町で、どんな歴史があって、どこを見て廻るべきか、どこでご飯を食べたらいいか、どこに酒蔵があるかを熱っぽく語ります。

この段階で、既にどれだけステキな町なのかが分かろうというもの。編集長は確信しましたね。まちの入り口の観光案内所にこういう熱意にあふれる若い方(誤解をおそれずに言えば「まちなみ王子(まちなみバカ)」)を配置されているまち全体の姿勢が全てを物語っていると言えるでしょう。

このまち、歩いてみると、案の定なかなかのものでした。町の人たちの「まちを楽しむ」感じがとてもよくまちなみに表れていてとても感じがよい。民家を含む多く町家で手作り草木染めののれんを掲げていて「おもてなし」の気持ちを表出しているとか。こののれんのデザインも一軒一軒が違うなかなかのデザインで、お天気がよいことも合わせて大変楽しみましたよ。

それから、さすが岡山だけあって、なまこ壁の出現率が高く「なまこ王子(なまこバカ)」を自称する編集長としても、たいへん楽しみました。いやホント。

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(クリックするとアルバムへ)

勝山、本当にステキな町なので皆さんも是非一度足を運んでみてください。

え?冒頭の看板の前置きはどうなったのかって?
それは次回のお楽しみです。

勝山リポートの第2回は、勝山で発見した、新たな可能性を秘めた新しい建築様式をお届けいたします。乞うご期待。

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2007.12.04

大阪中央郵便局

ゴリモンさんのところにトラバ(ゴリモンさんご無沙汰してます・・)

梅田3丁目計画の設計を日建設計に特定(11/30)

日本郵政は27日、大阪中央郵便局などの敷地に高層複合開発ビルを建設する「梅田3丁目計画」の設計者を日建設計に特定した。今後、郵便局会社とJR西日本グループ企業の大阪ターミナルビル会社とが共同で、年内をめどに契約を結ぶ。

建築・設備の基本設計のほか、環境影響評価業務と都市計画手続き支援を、2008年7月31日までの納期で行う。随意契約になる実施設計業務と、工事発注のスケジュールは調整中。11年度の完成を目指している。

(中略)

1939年に完成した大阪中央郵便局は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ3万6,900m2。歴史的な建物であることから、保存・活用の在り方について有識者の委員会で検討中。
──「建通新聞071130の記事魚拓)」より引用

ふむ。ウワサには聞いていましたが、大阪中央郵便局がなくなるんですね。もったいない。いや、ホントにもったいない。

Osaka_chuyu

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2007.11.16

ギシギシした町(2)

さて、全国1千5百万人の「ギシギシ」フリークの皆さん。お待たせいたしました。
今回も、前回に引き続き、兵庫県は赤穂市より「ギシギシ」な感じをお届けしてまいります。

前回は、コンサバ系から商業デザイン系の「ギシギシ」をごらんいただきましたが、今回は、ストリートファニチュア系をせめてみることにしましょう。では、スタート!

今日の最初はこのベンチ。

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2007.11.15

ギシギシした町(1)

西村一朗先生の「ギシギシ」にトラバ
(西村先生、内容はまったくかぶってません。タイトルだけで・・・。すみません)

編集長は最近、趣味は何かと聞かれると「まちなみハンティング」であると答えています。編集長の最近の傾向を良くご存知の方は、この「まちなみハンティング」という言葉は正確な表現ではないことにお気づきかと思いますが、全国三千万人の「あさみ新聞」ファンの皆さんも、いずれ分かってくることと思います。

今日の話題は「ギシギシした町」を取り上げてみようと思います。
たぶん写真がたくさんになると思いますので、連載とさせていただきましょう。

場所は兵庫県赤穂市。編集長はどちらかといえば「坂越」のまちを「ハンティング」しに行ったのですが、おいしいピザに惹かれて赤穂にも足をのばしてきました。

さて、赤穂市はそんなに「ギシギシしている」のでしょうか?実はかなり「ギシギシして」います。そんなに人間関係が悪いまちなのかって?いや、それは「ぎすぎす」じゃないでしょうか・・・。とにかく、まずは実例を見ていただくのが早いかと思います。赤穂駅の階段です。

Akohshi_01

全国3千万人の本紙読者諸賢はもうお気づきかも知れませんが、まさに「ギシギシ」していますね。拡大してみましょう。

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2007.11.13

初冬のモエレ沼公園

Moere

ちょっとしたワケがあって第2の故郷、札幌に行ってきました。それはまたいつかご報告するとして、あんまり時間はなかったのだけど念願のモエレ沼公園に行ってきましたので写真をアップしときます。

あ、ちなみに第3の故郷が神戸です。第4以降は順不同でたくさんあるのですよ。編集長は「コミット王子」だからさ。

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2006.11.21

藍那の集落

それはそれは美しい集落でした。
なんかね、正直なところ、神戸市民としては尾道とかをありがたがっている場合じゃないです。

Aina_01 Aina_02 Aina_03
左:藍那の集落全景。谷筋を昇る小さな集落です
中:上から見るとこんな感じ、基本的に瓦屋根ですね
右:漆喰の蔵。ブタハナ窓がかわいらしい。

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左:坂道の路地。野面の石垣。編集長。こういうの、かなり好きです。
中:歩けばそこに次々と美しい集落の風景が現れる。路地の魅力ですね。
右:あ、ここにもありました。ブタハナの蔵。たいがいこういう丸い穴がついてます。

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左:川沿いの石垣と蔵
中:左の蔵のブタハナディテール
右:土壁の蔵もありました。やっぱりブタハナ。

ということで、えらいきれいなまちでした。以上。


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2006.11.20

大沢の民家

淡河がウケたので、同じ日に廻った神戸市北区大沢町(おおぞうちょう)の写真をアップしてみます。
神戸市北区は、とてつもなく美しいところだということを再認識した1日でした。
大沢シリーズに引き続いて、藍那の集落もアップ予定。

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左:(淵上家)石垣の角を曲がったら、現れた風景は、息をのむ美しさでした
中:(淵上家)石垣全景。夕日をうけて、ウソみたいにきれいに見えてます。
右:(淵上家)淵上さんに見せていただいた大正期頃の写真。

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左:(淵上家)主屋全景
中:(淵上家)主屋の正面
右:(淵上家)主屋の隅棟あたり。うう。きれいだねえ

Ozo_07 Ozo_08 Ozo_09
左:(淵上家)庭の紅葉がきれいでした
中:淵上家のお向かいにあった土の蔵。塗込めじゃなくて置屋根が多い
右:これも近くの民家。大沢町シブすぎです

以上、現場レポートでした。

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