2009.06.15
浄化センターなる様式
今日は、復帰記念ということで、ここ数年来あたため続けていたネタを提供します。
それが「浄化センター」。要するに下水道(集落排水やらコミュニティプラントなんてのもありますが、機能的には同じものだそうです)の浄水場なのですが、これがなかなか興味深い。
編集長、浄化センターに関してはかなり遠くからでも見分けがつきます。(実は、実例としては兵庫県内のものしか知らないのでよその県のことは知りませんが・・・)
特徴は
1.川のそばにある
2.フェンスで囲まれている
3.生活感に欠けている
4.かなり微妙に周辺景観に配慮している
(それが成功しているかどうかは別の議論)
5.どこか立面のプロポーションがおかしいことが多い
まあ、字だけじゃわからないでしょうから、写真を見てくださいまし。
ね?なんか微妙でしょ?
(この写真を見ただけで、編集長の言いたいことが分かったひとは、もう「あさみ新聞」記者の資格ありです。ライターとして登用いたしますのでコメント欄にてお知らせ下さい。)
ま、なんか見れば見るほど面白いです。編集長なんか道路を車で走っていて浄化センターを発見すると、ついつい叫んでしまいます。瓦屋根で腰がなまこ壁だったりしたらもうウキウキですよ・・・。しかもそのなまこ壁がペインティング平面なまこ壁だったりした日には大騒ぎです。(屈折してるなあ・・・)
リンク先のPicasaは写真ごとのコメントが可能だったはずなので、皆さんも何かコメントを残して行ってくださいね。
本来は、もっともっと集めてから公開しようと思っていたのですが、とりあえずこれだけ集まったし、これ以上集めるのもなかなか大変だし・・・。ということで、公開した上で情報提供をお願いするのが「あさみ新聞」的なのではないかと考えました。というワケで読者の皆さん、ご協力よろしくお願いいたします。
2009 06 15 07:00 午前 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (2) | トラバ
2007.12.19
藤原様式の衝撃〜勝山リポート2
さて、前回は景観における屋外広告物(看板)についての議論をするのかと思いきや、岡山県真庭市勝山の魅力に引きずられて、看板の話にまでたどりつかずに終わってしまいました。
勝山で編集長が見つけた、新たな建築様式というのは、編集長が「藤原様式」と呼ぶモノです。まずは写真をご覧いただきましょう。

(↑写真をクリックするとpicasaの大きな写真をご覧になれます)
なんの変哲もない、妻入りの町家の下屋の上に、商店の看板がかかっているだけのように見えます。しかし、よく見ると・・・。

(↑写真をクリックするとpicasaの大きな写真をご覧になれます)
木製の竪格子の上に切り文字のデザイン。歴史的まちなみの広がる勝山の雰囲気にかなり調和しているように見えませんか?
普通、歴史的町家が並ぶまちなみにあって、建物のここに看板を掲げた瞬間に「ありゃりゃやっちまったぜ感」が立ち現れてくるのが通例です。しかし、この藤原モータースさんの看板には、「景観に配慮して木製にしました」というだけではない、新しいセンス・時代の潮流さえ感じます。
この手の町家看板としては秀逸の出来ではないでしょうか? 少なくとも編集長はこれを超えるデザインの町家看板を知りません。町家看板業界(そんな業界あるのか?)に衝撃をもたらすデザインといってよいでしょう。
編集長はこの藤原モータースさんの看板デザインに感銘を受け、この方法による看板を設けた建物の様式を「藤原様式」と名づけることといたしました。以後、編集長が藤原様式と述べた場合には、この建物がオリジナル(このオリジナル性を尊重し「唯一藤原様式」と命名しておきます)であるとご理解ください。
このように、編集長が1人で盛り上がってますが・・・。ま、考えてみれば、木製格子を外壁に貼付けたデザインというのは、どこにでもあるワケで、その気になって探せばいろいろ見つかります。
例えば(以下写真は全て「藤原軍団」にリンクしています)
うわああ。世の中は藤原様式だらけだったのか・・・。
写真は上から順に
・阪急夙川駅付近
・豊岡市城崎町国道沿い
・神戸市中央区三宮神社付近
・JR坂越駅周辺
・富山県高岡市内
・JR神戸駅北交差点
2007 12 19 07:26 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚), 41シリーズ「景観配慮型」] | 記事 | コメ (5) | トラバ
2007.12.18
すてきな勝山〜勝山リポート1
本日より、2回のシリーズで、新たな可能性を秘めた新しい建築様式についてお届けしたいと思います。
さて、編集長が景観配慮型の事例を募集していることは「景観配慮型募集のお知らせ」にて、既にお話しいたしました。
実は、まちなみ景観を語るときに、屋外広告物(いわゆる看板)についても議論になることが多いので、看板の事例も収集しております。
前置きはともかく本題に。
岡山県真庭市は、2005年に5町4村が合併してできた大きな市で、岡山県で最大面積の市だそうです。この市の中心となっているのが勝山(旧勝山町)です。勝山は勝山藩の城下町として知られていて、出雲街道に位置するそうな・・・。街道型の商家の並ぶ、大変きれいなまちで、昭和60年に岡山県の「町並み保存地区」の第1号に指定されています。
実は先日、道すがらふらりと立ち寄って、駅の観光案内所を訪ねたのですが、ここにいた若い男性の職員の方が、まちの魅力を熱く語る「ナイスガイ」でした。勝山がどんな町で、どんな歴史があって、どこを見て廻るべきか、どこでご飯を食べたらいいか、どこに酒蔵があるかを熱っぽく語ります。
この段階で、既にどれだけステキな町なのかが分かろうというもの。編集長は確信しましたね。まちの入り口の観光案内所にこういう熱意にあふれる若い方(誤解をおそれずに言えば「まちなみ王子(まちなみバカ)」)を配置されているまち全体の姿勢が全てを物語っていると言えるでしょう。
このまち、歩いてみると、案の定なかなかのものでした。町の人たちの「まちを楽しむ」感じがとてもよくまちなみに表れていてとても感じがよい。民家を含む多く町家で手作り草木染めののれんを掲げていて「おもてなし」の気持ちを表出しているとか。こののれんのデザインも一軒一軒が違うなかなかのデザインで、お天気がよいことも合わせて大変楽しみましたよ。
それから、さすが岡山だけあって、なまこ壁の出現率が高く「なまこ王子(なまこバカ)」を自称する編集長としても、たいへん楽しみました。いやホント。
勝山、本当にステキな町なので皆さんも是非一度足を運んでみてください。
え?冒頭の看板の前置きはどうなったのかって?
それは次回のお楽しみです。
勝山リポートの第2回は、勝山で発見した、新たな可能性を秘めた新しい建築様式をお届けいたします。乞うご期待。
2007 12 18 09:58 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (2) | トラバ
2007.12.04
大阪中央郵便局
ゴリモンさんのところにトラバ(ゴリモンさんご無沙汰してます・・)
梅田3丁目計画の設計を日建設計に特定(11/30)
日本郵政は27日、大阪中央郵便局などの敷地に高層複合開発ビルを建設する「梅田3丁目計画」の設計者を日建設計に特定した。今後、郵便局会社とJR西日本グループ企業の大阪ターミナルビル会社とが共同で、年内をめどに契約を結ぶ。
建築・設備の基本設計のほか、環境影響評価業務と都市計画手続き支援を、2008年7月31日までの納期で行う。随意契約になる実施設計業務と、工事発注のスケジュールは調整中。11年度の完成を目指している。
(中略)
1939年に完成した大阪中央郵便局は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ3万6,900m2。歴史的な建物であることから、保存・活用の在り方について有識者の委員会で検討中。
──「建通新聞071130の記事(魚拓)」より引用
ふむ。ウワサには聞いていましたが、大阪中央郵便局がなくなるんですね。もったいない。いや、ホントにもったいない。
そう思って、先週末に大阪に行ったついでに、写真を撮ろうと寄ってみたのですが、夕方だったこともあって、なかなか良い写真になりませんでした。ま、写真をクリックした先に大きな画像データをアップしてあります。無断使用引用改変全て自由です。ご自由にお使いください。(というほどの写真ではありませんが・・・。まあ、ネット上の共有資産ということで・・・)
現在3万7千平米で、今度20万平米ということは、面積比で約5.5倍くらいですか?単純計算では、6階×5.5倍で33階建とかになるんでしょうか。ま、実際にはそんな単純な計算で建物は建ちませんけどね。どちらにしろ、なんだかとてつもなく背が高いものが建つんだろうなあ。
日本建築学会から今年5月に「保存要望書(pdf)」が出ています。またDOCOMOMO JAPANからも同様に「保存要望書(pdf)」が出ていますね。両者同日みたいです。
神戸新聞の記事も紹介しておきましょう。
大阪中央郵便局建て替え計画 研究者らがシンポ(魚拓)
しかし、ネット上で見ていると、学者先生か建築関係者ばかりが盛り上がっているような感じもします。もしかして市民ウケしてないんでしょうか・・・。この建物の良さを伝えるのは難しいですよね。
ところで、大阪駅前といえばこの人、ゴリモンさんのところで、実はこの件かなり盛り上がっております。
ゴリモンさんのところに寄せられたコメントで印象的だったのは「阪急が残らずに、郵便局が残るというのは理解できない」というご意見。まあ、梅田阪急がなくなったことは、大阪中央郵便局をなくしてよいという理由には全くなりませんが、確かにそういうふうに思う気持ちもよく分かります。
やはり建物が残るためには愛されてないといけないのでしょうね。確かにこの風貌はなかなか愛しにくい建物のように思います。でも、よくよく見るとなかなか硬派な、きれいな建物なんですがね・・・。
大阪中央郵便局の魅力を、誰にでもわかるように語る、その言葉が不足していたのでしょうね。編集長もなかなか反省させられます。何かお手伝いできることがあれば声をかけて下さいませ>関係者の皆様
2007 12 04 06:00 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (4) | トラバ
2007.11.16
ギシギシした町(2)
さて、全国1千5百万人の「ギシギシ」フリークの皆さん。お待たせいたしました。
今回も、前回に引き続き、兵庫県は赤穂市より「ギシギシ」な感じをお届けしてまいります。
前回は、コンサバ系から商業デザイン系の「ギシギシ」をごらんいただきましたが、今回は、ストリートファニチュア系をせめてみることにしましょう。では、スタート!
今日の最初はこのベンチ。

どうです?
この「ギシギシ」っぷり。モダンでシックなモノトーンが都会的でとってもクール。かすかな恥らいを感じさせつつも、きっぱりとしたシャープなラインが演出するダンディな印象。この秋の定番アイテムとしてお使いいただいてはどうでしょう?(<意味不明)
似たようなシリーズに街路灯があります。

ごくごく控えめに頂部に施された「ギシギシ」が、このアイテムに高級感を漂わせています。この「少しだけギシギシ」が演出する大人の装いが、ティーンからミセスにまでおススメできる飽きのこないデザインに仕上がりました。(<もう、完全にわけわかんないし・・・)
そして、こんな道標の足元にも「ギシギシ」感が漂います。

エスニックでオリエンタルなロゴデザインが「ギシギシ」感と相まって、さらなる高級感につながっている、孤高の逸品といえます。ちょっと背伸びしてオトナのオシャレをしたいアナタにぴったりのお買い得品といえるでしょう。(<だんだん飽きてきましたね。すみません)
こうして赤穂で「ギシギシ」を体感し続けていると「ぎざぎざ」のものが何でも「ギシギシ」に見えてくるからフシギです。編集長的にはこれも「ギシギシ」です。

そして、これすらも「ギシギシ」したものに見えてきちゃいました。

きっとなまこ壁のオリジナルは赤穂浪士に違いありません(ウソ)
そんなわけで、
こんなふうに「ギシギシ」した旅を終えた編集長なのでした。ギシギシ。
ピザはおいしかったですよ。
2007 11 16 06:00 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (4) | トラバ
2007.11.15
ギシギシした町(1)
西村一朗先生の「ギシギシ」にトラバ
(西村先生、内容はまったくかぶってません。タイトルだけで・・・。すみません)
編集長は最近、趣味は何かと聞かれると「まちなみハンティング」であると答えています。編集長の最近の傾向を良くご存知の方は、この「まちなみハンティング」という言葉は正確な表現ではないことにお気づきかと思いますが、全国三千万人の「あさみ新聞」ファンの皆さんも、いずれ分かってくることと思います。
今日の話題は「ギシギシした町」を取り上げてみようと思います。
たぶん写真がたくさんになると思いますので、連載とさせていただきましょう。
場所は兵庫県赤穂市。編集長はどちらかといえば「坂越」のまちを「ハンティング」しに行ったのですが、おいしいピザに惹かれて赤穂にも足をのばしてきました。
さて、赤穂市はそんなに「ギシギシしている」のでしょうか?実はかなり「ギシギシして」います。そんなに人間関係が悪いまちなのかって?いや、それは「ぎすぎす」じゃないでしょうか・・・。とにかく、まずは実例を見ていただくのが早いかと思います。赤穂駅の階段です。

全国3千万人の本紙読者諸賢はもうお気づきかも知れませんが、まさに「ギシギシ」していますね。拡大してみましょう。

お分かりになりましたか?「赤穂といえば忠臣蔵、忠臣蔵といえば四十七士、つまり義士だからギシギシ?」と思いましたか?かなりいいセンまで来ていますが、編集長が着眼しているのはそこんところではありません。もっと「ギシギシ」な感じを確かめていきましょう。

このそば屋のかなりオーソドックスなギシギシ感。駅構内だけあって、かなりコンサバティブな「ギシギシ」スタイルが感じられます。え?どこかって?
ついてこれない読者の皆さんのために拡大しますね。

どうです。かなり「ギシギシ」してるでしょ?だんだん分かってきましたか?この感じ。「義士」の文字だけ見てちゃだめですよ。次は、まちなかの商店の「ギシギシ」感を見ていただきましょう。

かなりわかりにくいですね。拡大します。

「ギシギシ」をずらして2段積みにした上で色を変えています。ポップなアレンジで、仄かな憂いと透明感を含みつつも爽快でキャッチーな感じがします。さすが商店建築。(もう既に何を言っているのかわかんなくなってます)
明日は引き続き、赤穂の狂おしいまでの「ギシギシ感」をお伝えいたします。乞うご期待。
しかし、このネタ、こんなに引っ張っていいんだろうか・・・
2007 11 15 06:00 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (2) | トラバ
2007.11.13
初冬のモエレ沼公園

ちょっとしたワケがあって第2の故郷、札幌に行ってきました。それはまたいつかご報告するとして、あんまり時間はなかったのだけど念願のモエレ沼公園に行ってきましたので写真をアップしときます。
あ、ちなみに第3の故郷が神戸です。第4以降は順不同でたくさんあるのですよ。編集長は「コミット王子」だからさ。
2007 11 13 06:00 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (0) | トラバ
2006.11.21
藍那の集落
それはそれは美しい集落でした。
なんかね、正直なところ、神戸市民としては尾道とかをありがたがっている場合じゃないです。

左:藍那の集落全景。谷筋を昇る小さな集落です
中:上から見るとこんな感じ、基本的に瓦屋根ですね
右:漆喰の蔵。ブタハナ窓がかわいらしい。

左:坂道の路地。野面の石垣。編集長。こういうの、かなり好きです。
中:歩けばそこに次々と美しい集落の風景が現れる。路地の魅力ですね。
右:あ、ここにもありました。ブタハナの蔵。たいがいこういう丸い穴がついてます。

左:川沿いの石垣と蔵
中:左の蔵のブタハナディテール
右:土壁の蔵もありました。やっぱりブタハナ。
ということで、えらいきれいなまちでした。以上。
2006 11 21 12:20 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (8) | トラバ
2006.11.20
大沢の民家
淡河がウケたので、同じ日に廻った神戸市北区大沢町(おおぞうちょう)の写真をアップしてみます。
神戸市北区は、とてつもなく美しいところだということを再認識した1日でした。
大沢シリーズに引き続いて、藍那の集落もアップ予定。

左:(淵上家)石垣の角を曲がったら、現れた風景は、息をのむ美しさでした
中:(淵上家)石垣全景。夕日をうけて、ウソみたいにきれいに見えてます。
右:(淵上家)淵上さんに見せていただいた大正期頃の写真。

左:(淵上家)主屋全景
中:(淵上家)主屋の正面
右:(淵上家)主屋の隅棟あたり。うう。きれいだねえ

左:(淵上家)庭の紅葉がきれいでした
中:淵上家のお向かいにあった土の蔵。塗込めじゃなくて置屋根が多い
右:これも近くの民家。大沢町シブすぎです
以上、現場レポートでした。
2006 11 20 08:17 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (7) | トラバ
2006.06.01
大阪ビルディング
DCSの喫茶「大大阪」にあった社史で、興味深い記述を見つけた。ビル1坪当たりの建築費は、当時並び称された東京・丸ビルの半額ほどだった。安かった国産品素材を徹底的に研究、活用したのが大きかったようだ。だが、風格ある彫刻をたたえる正面、シャンデリアが似合う宮殿風の玄関ホール。設計監督は渡辺節(わたなべ・せつ)、製図主任は村野藤吾(むらの・とうご)。味わいのオフィスビルは大阪ゆかりの建築家の名作だ。
──asahi.com「名建築 80年の引力 大阪・中之島(060527)」より引用
先日、大阪南港に青木淳氏の設計したチャペルを見学に行った帰りに、大阪のまちなかをぶらぶら歩いてたときに「おお、ウワサには聞いていたが、大阪ビルディングってここにあったのか?」と写真を撮りました。渡辺節のもとで村野藤吾が設計したという近代建築の名作です。文句なしにきれいな建物でした。
連休中でビルが閉まっていたため、中には入れませんでした。また見に行かなくちゃいけません。
この記事によれば、これが2009年にはなくなってしまう予定だとか。もったいないなあ。残念です。


2006 06 01 01:59 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (5) | トラバ
2005.12.04
構造のデザイン
友人が構造設計を担当した、三宮のビル。駐車場と店舗の複合施設です。
あさみ
2005 12 04 01:47 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (4) | トラバ
2005.11.07
やきもののまち行脚(1)常滑/瀬戸
さてさて、あまり長い事更新しないのもどうかと思うので、多少ポリシーをまげてでも、できるだけたくさん書こうというモードに移行してみようかと。
編集長、実は現在「やきもののまち」の景観づくりのお手伝いをしておりまして、参考にするために、古窯めぐりをしております。実は日本の六古窯(参照先:http://www.the-anagama.com/Ja/kanzaki_4/j_six_valleys.html)というのがありまして、列記すれば、信楽・備前・丹波・越前・瀬戸・常滑ということになっております。これをまあ巡ってみようというようなワケでございます。全部を回れるかどうかは分かりませんけどね。
第1弾として11月半ばに瀬戸・常滑に行って来ました。そのあたりをレポートしたものを.macのホームページにてアップしましたので、下記リンクをたぐってみて下さい。
常滑は非常に美しいまちでした。小さな風景が丁寧に作られていて、かなり打ちのめされたというのがホンネ。町なかを1周できる散歩道が設定されているのですが、これが曲がり角を曲がるたびにため息の連続。かなりすてきな町でしたよ。
古窯エリアといっても、実際に製陶工場が立ち並ぶという感じではなくて、どちらかというと工場の跡地をやきものテーマパークにしているという感じ。おそらく実際にやきものを焼いているのは周辺に点在しているのでしょうか。しかし、かつて現役で活躍していた大きめのレンガ煙突が林立する風景は、一見の価値ありです。
工場のリノベーションなどもかなり上手にされていて「やきもののまち」感の演出にかけてはすばらしいの一言という感じでしたよ。
一方、瀬戸は、さすがに「せともの」いうだけあって、まあとにかくやきものの町なのですが、常滑ほどには観光客向けの地域づくりをしてはいなくて、製陶工場が点在しており、実直に日常の雑器を作り続けている、なんだかまじめな町という印象でして。いやいや、常滑が不まじめだとか、そういうことを言っているのではありませんが。
ま、とにかく常滑と瀬戸、セットでアップしましたので、
こちらをご覧下さい。
常滑のまち(1)
http://homepage.mac.com/asami.masayuki/PhotoAlbum14.html
常滑のまち(2)
http://homepage.mac.com/asami.masayuki/PhotoAlbum15.html
瀬戸のまち
http://homepage.mac.com/asami.masayuki/PhotoAlbum16.html
ではでは。
2005 11 07 11:31 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (0) | トラバ
2005.06.10
神戸国際会館の屋上庭園
業務上の理由により近くの屋上庭園を暇さえあれば調査中。
国際会館の屋上にはこんな庭園があって、訪れるのは数度目だけど、屋上緑化をまじめに見に行くのは初めてでした。庭に面して神戸では有名なToothToothというカフェがあって、なかなか良い雰囲気。円形のガラスの壁に囲まれていてちょっと閉塞感はあるものの、さすがに商業施設だけあってこぎれいな空間になっています。
実は屋上緑化の研究中なのですが、こういうガーデニング然としたものではなく、もう少しワイルドな、いわば里山をつくるとか、田んぼや畑をつくるとか、そういう方向に持って行きたいと考えています。これがなかなか良いサンプルがなくて難しいのですよ。実は。先日「屋上の風景」というエントリーで紹介した矢野南小学校の屋上が、なかなか良いサンプルだと思うので、とりあえずはこれを目指そうかと思っています。
この手の屋上緑化、見学に行っても肝心の防水部分とか土壌や植物の根の様子などは原理的に見えないので、ただただ呆然と見て帰るというコトになりがちですが、そこはそれ、行けばいろいろ学んで帰って来るプロフェッショナルな編集長ではありますことですよ。
屋上緑化に関しては、防水の問題・メンテナンスの問題・植物の管理の問題、それから断熱性能、地域環境への影響評価、そして予算の問題など、クリアしなくてはいけない課題がてんこもりで、ヒーヒー言いながらどたばたやっているというのが現状です。

2005 06 10 01:18 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (2) | トラバ
2005.06.09
日本真珠会館
最近は毎日のように神戸市さんに通っております。今日は市役所のそばの美しい建物をご紹介しましょう。「日本真珠会館」あとでパソコンから正確なところをUPしますが、戦後すぐの頃の建築で、設計は光安氏。
せっかく「美しい建物をみせてあげよう」と連れて行ってあげたのに、後輩K君は「どこがいいんだかピンと来ない」らしい。困った人だなあ、と思いつつ、先日も本紙編集部記者でもあるKさんにも似たようなことを言われたことを思い出しました。
もしかして、私の感覚がおかしいんだろうかと思いつつ、きれいなモノはきれいなんだいっ!と言ってみる編集長なのでした。ではでは。

【当日追記】
真珠会館は、1952年竣工でした。光安義光氏の設計(光安氏は兵庫県庁(1964年)の設計者でもある)です。現在、真珠会館の3階に光安氏のオフィス(息子さんがやっている)があります。
ついでにもう一枚写真をアップ

2005 06 09 03:01 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (8) | トラバ
2005.05.16
灘駅
灘駅通過の用事があったのでパチリ。ルドゥーかギマールか?というのは明らかに言い過ぎですが、ゼツェッションか分離派建築会かという感じか?(って、それも言い過ぎだろっ)
出先ゆえ建築年代が分かりませんが、ともあれ「文化」とか「自由」なんて言葉がまだ生き生きとしていた大正期の空気を色濃く残した昭和戦前のものではないかしらん。
あさみ
2005 05 16 12:33 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (26) | トラバ
2005.05.11
今井町の重文建物見学
江戸時代さながらの町並みや重要文化財の民家を一度に見学できる「今井町並み散歩」が15日、橿原市の今井町で開かれる。今井町町並み保存会(西川禎俊会長)が主催し、今年で10回目。観光ボランティアガイドの案内で、今西家住宅や称念寺など重文の8軒が見学できるほか、茶人の今井宗久らをテーマにした「茶行列」、手作り品を中心としたフリーマーケット「六斎市」などもある。雨天決行。
(中略)
西川会長は「古い町並みには心を癒やす効果があるといわれる。それを体感してほしい」と話す。問い合わせは今井まちづくりセンター(0744・22・1128)へ。
──「asahi.com マイタウン奈良050511の記事」より引用
今井町の町並散歩のニュースです。4月15日だそうですよ。
奈良県橿原市今井町は、重要伝統的建造物群保存地区(文化財保護法)に指定されています。日本有数の旧環濠集落で、近世の美しいまちなみを広範囲にわたって残す寺内町です。東西約610m、南北約300m、面積はだいたい17ha。この範囲内に建つ600棟あまりの民家のうち、500棟ほどが伝統的町家であるという稀有なまちです。
これほどの集落が、都市化や観光化の波にのまれず、そのまま残っているというのはほとんど奇跡に近いのではないかと思います。見ようによっては妻籠・馬籠よりもはるかにすごい。古民家フリークの皆さんで訪れたことのない方は是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
左は今井町のまちなみの一部(昨年末撮影)。右は編集長のデザインによる今井町内の防災広場の庭の一部です。どちらもケータイ撮影です。防火水槽の上を公園とするというプロジェクトで、古くから残る井戸のデザインを復元しつつ(少量でもいいから)水のながれる庭をとデザインしたもの。石と瓦と三和土の床と、石の水路。
機能的には「憩う庭+見る庭」ということで、割と自由にデザインさせてもらったもの。今井に残る独特の井戸の意匠をはじめとする伝統的なデザインや、奈良県内に残る古代の石造の文化を今に活かす方法はないかと苦悩した上の設計で、いわば編集長の若かりし日の「サクヒン」です。こういうのをお見せするのはなんとなく恥ずかしいですね。たぶん今だったら、出来上がるものは全く一緒としても、もう少しアプローチの仕方が違うだろうなあ。
ついでがあればご覧下さい。中町にあります。
編集長が担当した町家の改修(今井まちづくりセンター)について、編集長が下記の本に解説を執筆しております。興味のある方は是非こちらも。
2005 05 11 10:52 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (2) | トラバ
2005.05.06
屋上の風景
どう?これが学校の屋上だって、信じられる?詳報は後日として、とりあえずご報告。広島市の矢野南小学校より。
あさみ
2005 05 06 03:11 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (17) | トラバ
2005.05.02
本福寺本堂(水御堂)
本福寺本堂(水御堂)
先日ご紹介した丹下健三氏の「戦没学徒記念 若人の広場」を見に行くついでに、安藤センセイの設計サクヒンを訪ねました。安藤さんの建物を見に行ったのは「ついで」であることを強調したくなる、この感覚は編集長のアンバランスなところかも知れません。実はあんまりスキじゃないんです。コンクリートコンクリートした建物、、、、。でも、今回はナカナカの逸品でございました。
本福寺水御堂【設計:安藤忠雄 所在:兵庫県淡路市(旧東浦町)竣工:平成3年】
結論から言えば編集長が見たことのある安藤サクヒンの中では、今の所イチオシです。いや、見に行って良かったっす。さすが世界の安藤さんです。
ところで編集長、安藤氏の一連の教会サクヒン(風とか光とか水とか)を拝見していないので、これを見なくちゃいけないと思いつつサボってます。(ああ北海道に6年も暮らしてたのに、、何で見てないの?と皆さんに聞かれますが、仕方ないじゃないね。興味なかったんだから。<ダメじゃん)
さて、この水御堂。いきなり安藤ブシ全開の感。
彼はアプローチに凝る。とことん凝る。アプローチ空間の演出なくして何の安藤建築か?という感じ全開です。こういうのとても上手。言ってみればこの建物は、アプローチのみで構成されていると言っても過言ではありません。ご本尊に出会うまでに、様々なシークエンスによって視界を制限しつつ、建物が作る物語に我々を集中させ、いやがおうにも気分を盛り上げ、さらに、いったん真っ暗にしておいてから、最後に「じゃじゃーん」とばかりに後光のさしているご本尊にご対面。これには信者でなくてもやられてしまいます。
今回も思ったこと。安藤氏は光の使い方が上手だと良く言われますが、編集長的には特筆するほどだとは思えません。それを言うなら(安藤氏をご存知の方から見れば「何を今さら」と思われるかも知れませんが、あえて言います)編集長が感心するのは、氏がコンクリートの性質を熟知していて、その使い方がとても上手であることです。氏のサクヒンのどれを見てもそう思います。
コンクリートの面がきれいなのは、それが命みたいなものですから当然として(いやいや、そこには並ならぬ工夫と経験と努力が隠されているのですが)、そこここに見られるディテール(スイッチパネルの納まりとかね。あ、今回写真撮り忘れ)等にコンクリートの可能性と限界を熟知しつつ上手に使っている感じが出ています。
蓮池があって蓮池の中に降りて行くと仏像さんがいてはる。蓮池の楕円形とお堂の楕円形が上手に呼応しています。編集長的には屋上の蓮池は2つに分けずに、つながってた方が良かったんじゃないかと思うのですが、皆さんはどう思われますか?
感動度 :★★★☆☆
アプローチ度:★★★★★
世界の安藤度:★★★★☆
おすすめ度 :★★★★☆
てな感じの名作です。ではでは。
うーん安藤さんあんまりスキじゃないと言い続けてますが、結構好きなのかも、、。
2005 05 02 01:00 午前 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (0) | トラバ
2005.05.01
踊るさかな
ちはる特派員のBlog『ちはろぐ』の「ピンク、やめました」にトラバ
ところで余計なお世話ですが、ちはるさんが何故あさみ新聞の「特派員」なのかは以前のエントリー「えぬじょう」の投書欄をご覧下さいますよう
昨日は天気が良かったので、お昼休みに、メリケンパークまで散歩してみました。
海洋博物館の前で、平松愛理さんが屋外コンサートのリハをしてました。「おーれっせー、おーれっせれっせれっすん〜♪」の歌(題名知らない)のイントロだけ聞かせてもらいました。誰か教えて下さい(笑。
ところで、編集長の十八番は「部屋とYシャツと私」の原曲キー熱唱バージョンです。友人のと先輩の結婚披露宴とで2回も歌ったことですよ。思い出すだに恥ずかしいです。もうやりません。・・・あ、でもリクエストがあれば検討します。っていうか、若いとき程は高音が出ない・・・ぐすん。「えーと、、リモコンの♭キーを3回押して下さいっ!」ってことで、、。
いやいや。そんなことはどうでもいいんです(笑
『ちはろぐ』さんで取り上げていた
「フィッシュダンス」
【設計:フランク・O・ゲーリー、監修:安藤忠雄(←って知ってましたか?ちはるさん)】
が、ご覧の通り、グレーに戻ってました。ピンク+サビサビだったのがキレイになってました。でも目玉はグレーに塗り潰されつつも健在でした。というご報告案件です。
しかし、この建物、よくよく見たことなかったですけど、改めて見るとすごいっす。
このてっぺんの持ち出し!並の実力ではできません。カッコイイ!。やっぱりビッグネームは違います。しかし、これは、ポストモダン状況下でなくては、なし得ないデザインと言えましょう。と書いてから気がついたけど、なし得ないってことはあり得ないか、、。
ということで編集長の「昼休み建築行脚シリーズ」でした。
2005 05 01 03:10 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (7) | トラバ
2005.04.30
戦没学徒記念 若人の広場
『谷中M類栖』の「丹下健三氏、没」
『ポリタンコ』の「戦没学徒記念館_by_丹下健三」
『あさみ新聞』の「丹下健三さんの訃報」にトラバ
待望の「戦没学徒記念 若人の広場」を訪ねました。
設計は故・丹下健三氏ですが、諸事情あってか丹下事務所ではオフィシャルには自社設計サクヒンとは公表していないと聞きます。そんなワケで「幻の丹下作品」などと言われています(※幻は言い過ぎだとのご指摘がありました。確かにその通り。この件の詳細と注釈はコメントをご参照ください。)が、うちの事務所の社長に言わせれば「30年前から知ってたわよ」とのこと。知っている人は知っていたらしいです。
造形・ロケーション、共にすばらしかったです。
『ポリタンコ』のhira氏には「建物の写真は冬」と言われていたのですが、周囲の豊かな緑が環境造形としての建物の存在(「大地から生え上がる」感、とでも申しましょうか)にほどよい効果を与えており、むしろこれは緑の多い時期の方がステキかも知れないと思いました。緑がない季節では、厳しくて固く力強い造形が強調され過ぎて、もう少し印象が違っていたかも知れません。
慰霊塔は、まさに「屹立」という言葉がふさわしく「とんがってナンボ」というコンセプトの造形。コンクリートの厚みは約50cmもあるのですが、それがものすごく薄いものに感じられるのは造形の妙なのでしょう。
以前のエントリーで伊勢神宮が持つ力について書きましたが、そういう神々しさに通ずるものがありました。建築が持つ力という意味では、広島のピースセンターやら新旧都庁舎やらよりも遥かに威力のあるデザインだといえるでしょう。編集長的には、丹下建築のイチオシ名作であると断定します。
特筆すべきは内部空間の作り方です。
屋根は、連続アーチで構成されており、その屋上を緑化しています。(このアーチがまた「高さは同じなのに最初と最後で曲率が違うという施工者泣かせな造形なのですが、まあ、この際それは置いておきましょう)この連続アーチが、水平のスリットを介して壁から全て浮いているのです。このコンクリートの塊のようなアーチ屋根を持ち上げているのは、アーチの脚元のところどころにある小さな金物状の柱だけです。外壁は石垣が主ですので、あまり開口部がなく、そこにアーチ部分の半円形のガラスとこのスリットから光が漏れてくる。大胆です。
このスリットを作るがために、かなりな苦労をしているはずです。しかし、このスリットがなかったらおそらく退屈なデザインになってしまったことでしょう。この浮きがキモと見ました。
建物全体は、その戦没者記念という機能を取り払ってみれば「海を見下ろす山の頂上に作られた尖塔付きの城」といった感。いやホント編集長、かなりヤラレちゃいました。勝手ながら、編集長は「国指定史跡 竹田城跡(朝来市和田山町)」に通じるものを感じ、北の「竹田城跡」、南の「戦没学徒記念館」として、兵庫県2大おススメスポットに位置づけることに決定しました。
かなり良いです。ぜひぜひ見に行ってみて下さい。淡路島最南端、福良港の東の山の上に見えています。
編集長満足度:★★★★★
質実剛健度 :★★★★★
廃墟度 :★★★☆☆
おススメ度 :★★★★★
ってことで。
2005 04 30 06:22 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (23) | トラバ
2005.04.28
戦慄のなまこ壁
今日は遠くまで来ています。もう恐ろしく美しいなまこ壁を採取したので、皆さんにお見せします。分かりますか?シックイ部分の交点が◎になっています(家紋をあしらっているようです)むっちゃレア物だと思います。「べね」さん知ってるかなあ?但馬建築ウォッチャー必見だと思います。浜坂町内
ご要望にお応えして【追記】にて写真アップしました。

アップしたのがケータイからだったので、たくさん上げる訳にもいかず、端折りましたが、ご要望にお応えして、もうすこし引いた写真をアップ。もう、とにかくステキな蔵なのですよ。
【050502さらに写真追加】
瓦なのか黒漆喰なのか、分かるかと思って写真をアップしてみます。左官理事のご判定をお願いいたします。クリックするとポップアップで大きな写真になる、、、はずです。
![]()
2005 04 28 04:06 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (9) | トラバ
2005.03.10
フランク・ロイド・ライトの帝国ホテル
今、よみがえる伝説の「ライト館」!?
米国の著名建築家、フランク・ロイド・ライトが手掛けた帝国ホテルの「ライト館」。1923年に落成してから、1967年に解体されるまでの44年間、「世界一美しいホテル」と国内外で絶賛された。今もって「ライト館」の人気は衰えず、“伝説”の域に達したと言っても過言ではない。
その人気に後押しされる格好で、帝国ホテルは開業115周年を迎える今年、米国フランク・ロイド・ライト財団の協力を得て、「ライト館」のデザインをモチーフにした最高級のスイートルーム「フランク・ロイド・ライト スイート」(客室面積214平方メートル)を本館14階に新設する。利用できるのは4月15 日から。
客室玄関ホールの壁には「ライト館」のデザインを再現した大谷石のレリーフを飾る。客室内の家具には「ライト館」の窓を模したステンドグラスをはめ込む。じゅうたん、ダイニングセットなどにもライトの意匠をふんだんに取り入れる。この新しいスイートルームを組み込んだ宿泊プランが「インペリアルクラシック 115」だ。
同プランは2泊2名で115万円(消費税・サービス料込み、宿泊税別)。「帝国の宿泊プランとしては過去最高額の商品だ」(ホテル事業統括部)。それだけに、商品内容は充実している。
当日の宿泊のほか、(1)宿泊前に専任スタッフが利用者の自宅に出向き、利用者だけの滞在プランをアレンジ(電話、来館での打ち合わせも可能)、(2)ハイヤーでの送迎と、VIP専用玄関での出迎え・見送り、(3)フランス料理「レセゾン」での特別メニュー、またはバトラーサービスによるインルーム・ダイニングを用意、(4)食事後、希望するバーまたはラウンジでアフタードリンクを用意、(5)「モンブラン」の限定品万年筆をプレゼント、(6)プロのカメラマンが撮影した「記念アルバム」をプレゼント(後日送付)——といったサービスがある。
──「nikkeibp.jp lifestyle」ホテルイベント水先案内(050309の記事)より引用
わはは、興味がないワケじゃないけど、2泊2日で115万円だとさ。えーと1人1泊あたりで30万円ぐらい?あれ?食事つきですよね?そんなに高くない?
いやいや、私ども弱小新聞の編集長ごときが宿泊するなんて夢のまた夢って感じですけどね。過去最高額ですって、、。泊まりたいかと言われたら、見てみたいとは思うけど、それはライト云々ではなくて帝国ホテルの最高級スイートが見たいという興味ですね。だってコピーモノでしょ?「ライトの意匠をふんだんに取り入れる」ですと。「山邑邸に泊めてくれるってんなら考えてあげてもよくてよ」って感じです。
ということで、「おお、スゲー」以上でも以下でもないって感じですね。ライトと聞いてついつい飛びついてネタにしちゃったけどさ。
じゃ。
おいおい、今日はそれで終わりかい。引用の方が長いじゃないか。
あ、そうそう、知っている人は知っていますが、ライトの帝国ホテルはなくなっちゃったけど、その一部(玄関部分だけ)が明治村で移築復元されています。ガワだけ残っちゃってて痛々しい感じです。本物を知っている人に言わせると「ありゃあ別物だよ」ってことらしいですけど、それでもライトの雰囲気はなんとなく分かります。愛知万博のついでにいかが?
2005 03 10 12:54 午前 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (2) | トラバ
2005.01.06
柱頭のデザイン
忙しい時に限っていろいろとアップできるネタを思いついてしまう。こんなん(というのも自分に失礼な話か?)している場合ではない状態に陥っていますが、ついつい逃避行動に出てしまう編集長なのでした。ということで、問題です。
この柱頭デザインはどこのものでしょうか?
ヒント:神戸市内です。
2005 01 06 12:10 午前 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (4) | トラバ
2004.12.28
笑える建物
笑える建物が気になっています。筆頭に上がるのは伊賀上野にある伊東忠太が基本設計をしたと伝えられる俳聖殿。松尾芭蕉が杖をついている姿をそのまま建築に写し取ったとも言われています。オリジナル写真がないのでリンクでがまんして下さい。ながめていればいるほど、おかしみがこみ上げてきて、クスっと笑ってしまう。
そんな建物を設計するというのもいいかもなあ。と思いつつ毎日を過ごしております。
そして、先日見てきたのがこの唐古・鍵遺跡(奈良県)の楼閣。割と有名な弥生時代の大規模遺跡ですが、その一角に、出土した土器に描かれていた絵をそのまま建築にしてしまったもののようです。詳しくはこちらをどうぞ。
やっちゃいましたって感じです。なんだか笑えます。こんなこと言うと怒られそうですが、なんとなく「バカボン」っぽいです。うぷぷ。
久しぶりに建築で癒されました。
2004 12 28 12:50 午前 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (5) | トラバ
2004.12.27
18歳未満入館禁止
さて、これはどこでしょう?
思わぬところでR18指定にぶつかりました。日曜休館というのも国の施設ならでは。これだけではちょっと当てにくいですか?
2004 12 27 01:24 午前 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (5) | トラバ
2004.12.24
むこうむきうさぎ
むこうむきうさぎという日本古来のデザインだそうです。見ようによっては玉葱に見えないこともない。ひょんなことから吉村篤一さん設計の住宅を見せていただきました。その戸フスマの写真。すごく素敵なお宅でしたよ〜。
2004 12 24 07:35 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (4) | トラバ
2004.12.18
枚方の住宅
友人Tが設計した住宅を見に枚方へ。さすがに北海道で現役で設計している人は、熱環境に対する考え方が関西人と全く違う。私も無意識な方ではないと自負していたけど、ちと、甘かったみたい。反省する機会を得て少し勉強してみたいと思ったことだよ。
2004 12 18 07:05 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (5) | トラバ
2004.12.13
南京町西門登場
工事中だった南京町の西門の仮囲いがはずされて全貌が見えております。こういうのも唐様っていうのでしょうか?独特ですよね。
そういえば今日からルミナリエです。ルミナリエと聞く度にアムロナミエと似ていると思って「似ているよね〜」とヒトに言うと軽蔑されます。ぐすん。
2004 12 13 06:38 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (2) | トラバ
2004.11.21
水道筋商店街をまじめに訪問

というのは、私、養父市八鹿でまちづくりのお手伝いをしていまして、そこの住民の皆さんが、毎年まちづくり先進地見学を行っています。今年は、人づてに「灘中央まちづくり協議会」を紹介していただいて、八鹿の皆さんと公式訪問してきたというワケ。
商店街の集会所でまちづくり協議会の成り立ちや、活動の様子などを資料を使って説明していただき、質問などにも答えていただき、まちなかを歩いての説明までしていただきました。今まで、通りがかるだけだった水道筋商店街と市場を、商店街の方の案内で廻れたことは、私にとっても貴重な経験でありましたことですよ。ビバ水道筋。って感じです。これで私も一気に水道筋ファン?
まちづくり協議会・商店街・婦人会(他にもあったかも知れません、ごめんなさい)の皆さんに、本当に良くしていただいて、最後の最後、王子動物園でバスに乗るところまで、おつきあいいただきました。八鹿の皆さんにも大変参考になったことと思います。ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
2004 11 21 07:10 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (3) | トラバ
2004.11.16
植村直己冒険館
2005年11月30日追記 えらい古い記事から「ちはろぐ」さんの「植村直己冒険館」にトラバしたりしてみます。ま、なんか同じとこ撮ってんのにやっぱり違うなあと思いつつ。
手抜きじゃないんだって、出張続きなんですっ♪。今日はかなり時間が余ったので建築学会賞の建物を携帯から。いやあ植村さんてすごいね(そっちかい!)。空間的には窓から見えた柿が美しかった(そこかいっ!)。よほどそっちの写真をあぷしようかと思いましたが、まあ一応建築系ブログですから‥。クレバスを意識したと思われる(違ってたらすみません栗生センセイ)メイン動線です。
【11/16追記】
設計者:栗生明+プレイスメディア
所在地:兵庫県城崎郡日高町伊府785
主用途:博物館
竣 工:1994年
1996年建築学会賞
今、むっちゃ大テーマ思いついちゃったんですけど。
栗生氏は2003年に芸術院賞を受賞しているんですね。この記事を読んで思ったこと。「建築は芸術なるや」。うわっ。大テーマだ。野田俊彦大先生の向こうを張るのか?編集長。
でも、「建築非作品論」を表明しているあさみ新聞としては、いずれ挑まねばならぬテーマなのでしょう。ちなみに野田先生は私の記憶では「建築非芸術論」なんて論文を遺しながらも、かなり建築を芸術だと思っていた方だったと思います。「装飾と罪悪」は関係ないか?ないね、ないない。(あったらもっとややこしくなるので、ないと信じたい編集長なのでした。)
2004 11 16 03:06 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (4) | トラバ
2004.11.15
和田山駅機関庫
今まで何度も来ている和田山ですが、駅のホームから味のある建物が見えているじゃないですか。

【11/16追記】
実は前から気になっていたんです。「和田山駅機関庫」です。詳細は、ベネさんのところへどうぞ10年前の写真もあって、なかなか迫力のある建物であることがわかります。
2004 11 15 05:00 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (2) | トラバ
みつぼし庵
ニューヨーク在住の旧友、アーロンが娘(ハナちゃん)の七五三のために奥さんの実家に帰国(来日)しました。彼らに会いに京都の山奥にある「みつぼし庵」へ。豊かな自然とおいしい料理で癒されて来ました。えらい遠かったけど、なんだかとてもいいところでした。
うちの樹も、畑や川を駆け回り、楽しい一日を過ごしたようです。手前の赤いトレーナーの子がうちの樹。
嘘のように焼鳥が美味しかったです。アーロンとも話ができたし、久しぶりのお休みはとても充実したものになりました。

2004 11 15 09:55 午前 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (4) | トラバ
2004.11.03
カトリック神戸中央教会
なかなかきれいでした。

【追記:11/4】
カトリック神戸中央教会
所在:神戸市中央区
設計:村上晶子アトリエ
施工:竹中工務店
竣工:2004.10.
延床:2,000m2(村上アトリエWebSiteより)
だそうです。公表情報のみを掲載しております。
村上さんは、教会をたくさん設計されている方ですね。
かなりなベテランの方かと思っていましたが、編集長より6つ上なんですって。脱帽です。
椅子などの家具を、編集長がいつも教えを乞うている方圓館の坂本さんが担当されています。
もう少し写真を撮っています。ごらんになる方は私の.macまで。
2004 11 03 04:51 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (2) | トラバ
2004.11.01
ルイ・ヴィトン展
日曜日は、久しぶりに兵庫県立美術館へ行って来ました。
ルイヴィトンの展覧会(「ルイ・ヴィトン時空を超える意匠の旅」)を見に行ったのですが、写真は安藤忠雄氏デザインの美術館の庇部分(展示会の写真はとれないからね)。

この建築に関しては後で述べるとして、とりあえず展示についてご報告。展示設計を安藤氏が行ったということで、(ロビーには最近の安藤プロジェクトの模型も飾ってあって、なんだか、安藤さんてば、県立美術館を私物化してませんか? 感に満ちています。いかがなものか。)ちらっとでも見ておこうか、と、かなり軽い気持ちで行ったのですが、入場料1,200円に、かなり迷いました。まあ、せっかく来たのだから見て行くか、と心を決めて入場。
しかし、展示物の量はさほど多くないし、字は小さいし、どっちかいうとブランドイメージを強調した展覧会で、私にとっては☆☆☆☆☆(星0個、金返せ)。展示の手法についても、透過性のパネルを使って壁を光らせていることぐらいしか見るところがなくて、正直なところがっかりしました。
旅行カバンの移り変わりを、移動手段の発達と関連させ、カバン文化史としてもっと強調するとか、もっとカバンに触れる・衣服を入れてみるなどのハンズオン的展開でも楽しくなるのに、、、。まあ、後者の場合はブランドイメージに合わないんだろうけどね。
【結論】
ルイヴィトンの熱狂的ファンと、安藤忠雄氏の熱狂的ファン以外の方は、行かなくてよろし。
さて、この記事で美術館の建築について触れないのは、やはり読者の皆さんに申し訳ないので(別に語らなくていいってか?まあ、おつきあい下さい。)、少しだけ、、、。
私、安藤氏の建物は意外と好きです。ただし、原寸で作る必要のあったものはあまり多くないと思っています。安藤氏の作品には、造形的な美しさがあって、私は1/100モデルでも充分美しいし、面白いと思っています。建築としてではなく、造形物としてカッコいい。図面もなかなかステキですよね?。(いまでも卒業制作などでは、安藤氏の図面に影響された作品が多いことない? <いやいや、最近の卒業制作を見てないから知らないんですが>)模型で充分美しいんだから、何も原寸で建てなくてもいいんじゃないかなどと思っているのですが、どうでしょう。
県立美術館では、なんか「迷路のようなモノ」を作りたかったのだとすれば、その狙いは成功していると思います。それが美術館としてどうなのかについては、他に多くの人が語っている(例えば神戸新聞の記事)ようなので、私はパスします。
県立美術館の美術館としての性能は、この際脇に置いておいて(それが建築を語るものとして正しい態度だとは思いませんが)、この建物が発表された時の私の驚きは、あの3連庇の片持ちスラブの薄さでした。しかし、実際に行ってみて、ちょっと離れたところからみると(おそらく逆梁の)分厚い物体であることが分かります。なんか、がっかり、、、、安藤センセイずるいじゃん。
2004 11 01 03:38 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (8) | トラバ
2004.10.18
土佐漆喰レポート&久住章さんのこと
レポートと言っても大したことは書けませんけど。16日の土曜日に竹中大工道具館に行ったことは携帯からアップしましたが、今日は少し詳しくレポートします。実演は館の北隣の駐車場の一番奥で実施されました。前の日にも実演のあった塗り板が既に並べてあり(これは後で触ったけど、つるつるしっとりピカピカ。手のひらに吸い付くような仕上でした。)その隣の塗り板に漆喰を塗り始めます。
仕上厚さは全部で約7ミリ。5ミリ程度の中塗りの上に、乾き具合をみながら上塗り。「このタイミングだけは、口で言っても分からない。経験で学んでもらうしかない」と解説されていました。土佐漆喰の特徴は、消石灰にワラすさだけを混ぜていること。普通の漆喰のように糊などは入っていないのだそうです。色はかなり濃いめの茶色なのですが、これが一年かけて白くなっていくというのが、ちょっと信じられない感じでした。その場に居合わせた見学の職人さんも、信じられないと言っていました。
一人が1日で仕事できる面積は約2〜3平米だそうです。大きな壁は一度にやらなくてはならないので、人の数を増やすしかない。しかし、もともと土佐漆喰は水に弱く、そのため大きな面積をつくらず、水切りの瓦などで区切るため、そんなに大勢でいっぺんにということはないようです。
とにかく100回、200回としごき、つるつるピカピカにしていきます。いわば石灰とワラすさの固まりが、コテでこすられていくうちに、つるつるピカピカになっていく様子は、見事なものがあります。リンゴを磨くときのことを一瞬思い出しましたが、そんな簡単なものではないようです。見てたら私にもできそうな感じでしたけど、そういうものでもないらしい。
最後の磨きの工程までの実演はなかったのですが、それは前の日の実演のサンプルを見せてもらいました。キラコという粉を付けて手でこすってピカピカにしていくらしいです。終盤になって(だいたい2時間ぐらいで、1m×60cmくらいの面積を塗り終えました。)かの久住さんの息子さんが現れ、やってみたいということで、実演の手伝いをされていました。やっぱり、コテの当て方などにそれぞれの職人さんの個性みたいなのがあって、後で現れた久住さん(章さん、お父さんの方です)は、あいつはヘタッぴだ(?)などとおっしゃっていました。かたわらでは、10年の経験では10年の仕事、30年の経験では30年の仕事。手で作っていく仕事はやはり経験がモノを言うんだという解説がされていました。
久住章さんには、久しぶりにお会いしました。本当に神出鬼没な人です。来週末には、久住さんの講演会が同じく竹中大工道具館の主催で行われるので、それは聞きに行こうと思っているところです。
実は、氏とは何度かお仕事で一緒させてもらったことがあります。まだ、あんなに売れっ子になる前には、時々事務所に立ち寄って下さっていたので(会社が淡路行きフェリ−乗り場のそばにあるので、待ち時間があると立ち寄ってくれていたのです。)、設計者が左官仕事を計画する際の心得などをよく聞かせていただきました。せっかくなので、久住さんに 「お久しぶりです」とあいさつに行ったら、「見違えるほど太ったなあ、サボってるんちゃうか?」などとチャチャを入れられてしまいました。
去年の暮れにイタリアの左官屋さんが友人のもとに来たので、是非引き合わせようと思って、携帯に電話を入れたら「悪いなあ、いま、北海道なんや」なんてこもありました。
この久住さんがかたわらで突然始めた「チリ箒の作成実演」が、むちゃくちゃ面白かったです。材料のすすきの使い方や、すすき以外の材料を使うときの心得、保存の仕方、なども大変わかりやすく、そんな話を聞くうちに、チリ箒は、どんどんとできていきます。「簡単そうに見えるけどな、これが大変なんや、まあ、100本も作ったらものになってくる。」との仰せ。チリ箒を作れる職人さんはものすごく減っているけれども、やはりチリ箒は手作りのものが一番使いやすいそうです。見学に来ていた職人さんも「こらぁ使いやすそうやわ。わしも帰ってから作ろう」と作り方を久住さんから一生懸命に教わっていました。なんかこうして伝統技術が継承されていくのも竹中大工道具館の狙い。
昔は、職人が弟子入りする親方を選ぶときに、チリ箒を見ろと言われたそうです。コテは鍛冶屋さんが作るので、手入れさえしていたらまあ見れるものでありつづけるけれど、チリ箒は自分で作るものだし、手入れも必要なので、その親方がどれだけ仕事をきちんとやろうという気構えがあるのかが一発で分かったとのこと。
チリ箒に見られる地方色の違いみたいな話も面白かったです。まさに左官博覧強記な久住さんでした。
左官職人といえば久住さんぐらいしか知らない私には、久住さんの技術がどれだけすごいのか、実は、よく分からないのですが、その話の内容が、全てにわたって論理的で、素人にも分かりやすく、割と「それは経験を積まないとわからん」というようなことを言わないところではないでしょうか。人当たりが良くて気さくだし、経験豊かだし、どんな質問にも自分の意見をスパっと語ってくれる人で、なんか、いつでもどんな人のあつまりでも、人の気をそらさない話の中心人物です。声が大きいっちゅうのもありますが、よくしゃべる職人さんです。
いや、実は久住さんが壁を塗っているところをナマで見たことは一度しかないんですけどね。
2004 10 18 05:55 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (4) | トラバ
2004.10.16
土佐漆喰
竹中大工道具館にて土佐漆喰の実演。
2004 10 16 05:42 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (3) | トラバ
2004.10.12
連休といっても休みは1日でしたが
この連休(といっても休みは1日でしたが)
土曜日は思索と作業の土曜日で仕事(日曜の森の家の準備などをしてました。)
日曜日は早起きして森の家の会(参照サイト:森の家の記録)へ。
帰りに、心斎橋キリンプラザの、アトリエ・ワン(塚本由晴+貝島桃代さんのお二人)の展覧会「街の使い方」展を見て来ました。ついでにウワサの道頓堀極楽商店街ものぞいてきました。どちらもそれなりに興味深く、ここに残しておきたいこともあるけれど、とりあえずメモだけ残しておきます。いずれ思い出したら書きます。では。
- 「街の使い方」展
- アトリエ・ワンは、立体よりプランが面白いと思う。単刀直入に言えば、考え方は面白くていろいろ感心するのだけれど、美しくないのが最大の欠点ってことかな。もっと美しかったら彼らの建築は成立しえないのだろうか?美しさを目指していて、ああなってしまうのか、目指していないから、あんな感じなのか?
- 「道頓堀極楽商店街」
- まちのがちゃがちゃした感じを演出しているならば、それは成功。エイジングなど凝った造りに感心。料金徴収にも感心、けど、金魚すくいのおっちゃんがノートパソコンってのはどうなの?外部テラスはほっとする。「災害が起きたら心配」な感じ。1度行ったら満足かな。
月曜日は樹と「須磨水族園」へ。いるかショーは相変わらず楽しかったです。
2004 10 12 01:14 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (1) | トラバ
2004.09.25
琵琶湖博物館
最近、考古系の博物館の展示計画をやっていることもあって、博物館を見て歩く機会が増えています。
最近博物館に行ったことありますか?かなり面白いことになっていますよ。
「ハンズオン」って知ってますか?
展示物に触れたり、自分で動かしたりでき、楽しみながら展示を見て回れるようなる、難しく言えば、観覧者の側から展示物に対して働きかけることができ、その結果によって学んだり楽しんだりできるような仕掛けの展示のことを総称してこういいます。私はインタラクティブな展示と読んだりもしています。子供たちにはなかなか面白い展示の方法で、もちろん大人も楽しめるようにできています。
ともすれば博物館の本来の(?)目的である、「知る・学ぶ」から遠く離れて、「遊んでるだけ」みたいにならないとも限りませんけど、そのあたりは展示する側のさじ加減次第ですね。
先日行った琵琶湖博物館は、なかなか工夫が凝らされてて楽しかったですよ。
今やっている企画展示のタイトルが「のびる・ひらく・ひろがる〜植物がうごくとき〜」。普段は動けない植物が、実はかなり動いているのだということを丁寧に説明してくれます。
展示は、いきなり「植物になってみる」というところから始まります。床に固定されたスリッパに足を入れて「動けない」。地面からクビを出して「動けない」。天井には大きな足が下がっていて、いまにも踏みつぶされそう。という情景を体験し、そこでは植物の視点からの映像が流れ、動けない植物のつらさを疑似体験するというところから始まります。
そして「光を求めてのびる草花」、「種を作るためにあらゆる方法を駆使する花」、「種を遠くに運ぶための工夫」などなど、まあ、立派な大人の私としては、「知ってるわい」ってな感じの話も多いのですが、これを楽しく知るために様々な工夫が凝らされていて、子供たちははしゃぎながら、楽しんで見て回っています。もちろん、立派な大人の(しつこい)私としても、「へえ!?」と思える内容もあって、わりと総合的に楽しめる内容になってました。
展示物は、段ボールでできていたりするところもあって、割とチープな印象なのですが、それは見せかけで、かなり手間ひまをかけて作り込んである様子が分かります。
琵琶湖博物館は、最初の博物館の着想から、基本構想・基本計画、展示計画に至る経緯が詳細に記録されたレポートがあり、随分前にこのレポートを手に入れていました。(どこかの微妙なサイトに転がっていました。今探したけど見当たりません。)当初の構想から、どのようにして楽しみながら学ぶことができるかということにこだわっていたことから、ずっと行きたいと思っていました。常設展もかなりなお金をかけた充実ぶりで、博物館としてはかなり作り込まれた印象でしたよ。水族館などもついていて、家族連れで行けば1日十分遊べる博物館ではありました。
常設展示では、大きな床一面に広がる写真地図がよかったなあ。大阪湾から日本海までを含む琵琶湖周辺のランドサット(かどうかは知らないけど)写真でできてました。かなり迫力ものでしたよ。7,8m角ぐらいはあったんじゃないかな。
企画展は、今年11月23日まで展示しています。お子さん連れでおすすめです。JR草津駅からバスで20分。
2004 09 25 02:21 午後 [04紀行欄 (建築・まちなみ行脚)] | 記事 | コメ (0) | トラバ













